西武新助っ人、度重なる手術で失った“居場所” 選択肢限られ日本へ…運命左右する挑戦

西武が獲得したウィンゲンダーは苦労人
西武が6日に獲得を発表したトレイ・ウィンゲンター投手の米国での苦悩を米メディアが報じている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のダラー・マクドナルド記者は「長い間試練の時期を過ごした」と振り返っている。
2015年のMLBドラフト17巡目(全体507位)でパドレス入りした右腕は、2020年にトミー・ジョン手術を受け、背中の手術の影響もあり、2020年から2022年までメジャーリーグで投げることができなかった。
2023年にはタイガースでプレーしたが、17試合で防御率5.82でシーズンを終えた。その後も球団を転々とし、2024年途中にカブスに加入。しかし、エンゼルスの元ドラフト1位、マット・サイス捕手の獲得でDFAに。同サイトは「もしウィンゲンターが今年北米に残っていた場合、おそらく再びマイナーリーグ契約に制限されていただろう」と分析した。
続けて「このチャンスを堅実なシーズンに変えることができれば、北米への復帰やアジアでの2026年シーズンの契約に繋げることができるかもしれない」と分析。昨季、球団史上最悪の91敗を喫したがチームを救い、再びメジャーの地に戻ることができるか。運命を大きく変える1年となりそうだ。
(Full-Count編集部)
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