42歳で打率4割超え 378億円契約から薬物違反で転落も…“お騒がせ”スターの圧倒的打棒
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元ヤンキースのカノ…ドミニカ共和国でプレーオフ打率.419
メキシカンリーグでプレーするロビンソン・カノ内野手が、プレーオフでも大暴れしている。11日(日本時間12日)のアギラス戦では3打数1安打でチームの勝利に貢献。ドミニカ共和国でのウインターリーグでのプレーオフでも打率.419と、42歳となった現在も衰えぬ打棒を見せつけている。
2005年にヤンキースでメジャーデビューを果たしたカノは松井秀喜氏とともにプレー。正二塁手として活躍し、2009年にはワールドシリーズ制覇にも貢献した。
2013年オフにマリナーズと10年総額2億4000万ドル(約378億円)の大型契約を結んだ右投げ左打ちの“天才打者”。しかし2018年に薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受けた。同年オフにメッツに移籍して再起を図るも、2022年には2度目の薬物規定違反で1年間の出場停止に。その後はパドレス、ブレーブスで結果を出せず、2023年はメジャーでは所属チームなしでシーズンを終えた。
2023年以降はメキシカンリーグなどでプレー。2024年はディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)に所属し、リーグ1位の打率.431をマーク。14本塁打77打点で、OPS1.114は同2位だった。
かなり打高のリーグではあるものの、打率.431は2位に3分差をつけて断トツ。MLB通算2639安打、335本塁打を誇る強打者が、低迷を経て復活。強烈な打棒で存在感を示している。
(Full-Count編集部)
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