巨人23歳左腕が2桁勝利に必要なこと OBが求める“高み”「菅野投手の穴が埋まる」
高橋尚成氏「最低限ローテを守る、イニングを投げる、QS率を上げる」
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、巨人の井上温大投手が10勝するための“秘訣”を分析した。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。昨季8勝を挙げブレークした23歳左腕に大きな期待を寄せた。
2桁をマークするためにも「戸郷投手を超えていくつもりでやってほしい。目標を高く持って15勝という気持ちでやったほうがいい。そうすれば間違いなく菅野投手の穴が埋まるので、これほどチームにいいことはない」と高みを目指すことを求める。
高橋氏自身はプロ1年目と2年目は9勝で、3年目に初めて2桁10勝に到達した。「もちろん大変ですよ。ローテーションをまず守っているからこその成績。つらいときだってめちゃくちゃありますよ。ボコボコに打たれた次の日はすごいつらい、走るのも嫌になってくるときもあるわけですよ。それを自分の中で乗り越えていかない」と振り返り「アドバイスしてくれる人の話や監督、コーチの助言もすごく大事になってくる。杉内コーチ、内海コーチが左でいますので、ニュー井上温大を見てみたい」と話した。
また「まずは最低限ローテーションを守る、イニングを多く投げる、QS率を上げていくほうが価値がある。それを充実させたら結果的に10勝、15勝できる。勝った負けたに一喜一憂せず、自分のやるべきことをまずやることを心がけながら、1年間ローテーションを守ってもらいたい」と願った。