大谷フィーバーで過熱…ド軍はキャンプですら有料化? 番記者も“悲鳴”の大混雑

ドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
ドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

「ロサンゼルス・タイムズ」Youtube番組で見学有料化を議論

 ドジャースのバッテリー組は11日(日本時間12日)にキャンプインする。二刀流復活のシーズンを迎える大谷翔平投手は、3日(同4日)からアリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で自主トレを行っている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のYoutube番組「Dodger Debate(ドジャース討論)」では、キャンプ見学の有料化も議論されている。

 番組内で同紙のドジャース番、ジャック・ハリス記者はキャンプの注目点について「ポジション争いがあまりなくて少し退屈ですが、ベッツがショートをできるかには興味があります。ロースターを見る限り、ベッツのショートがうまくいかなかったら、少し複雑になるかもしれない」と指摘。これに対しディラン・ヘルナンデス記者は「私は、人だかりがどれほどのものになるか興味深いですね。ドジャースはここ10年ほどビッグでしたが、毎年のようにさらに(人気に)拍車がかかっている」と話した。

 昨年から大谷、山本由伸投手が加入。元々、人気球団であるドジャースにビッグスターが加わったことで、日本人を含む今まで以上の多くのファンが詰めかけた。ヘルナンデス記者は「優勝したことでさらに人気が上がった。スプリングトレーニングのいいところはの一つは、『午前中の練習を見に行ったらいい』と言えることでした。お気に入りの選手が2回あたりで下がってしまう試合を見に行くより、選手の打撃練習などが見られる」と説明。その上で「取材する側としては、去年あれだけ大変だったので、人だかりを制限する意味で有料にする時がきたのかなと思ったりします」と有料化の必要性に言及した。

 ビル・プラシキー記者が「ファンはスプリングトレーニングの練習見学にはお金を払うはずがない」と反論すると「ファンフェスと同じことですよ。ファンフェスを有料にし始めたのは、私は気に入りませんでしたが」とヘルナンデス記者。1日(同2日)に本拠地の駐車場で開催されたファンフェスタは入場料は20ドル(約3100円)だった。

 ヘルナンデス記者は「ジャック(・ハリス)が駐車場に車を入れられずに路上駐車しなきゃいけなかったんですよ。番記者なのに」と多くの人が集まり大混雑したファンフェスタの舞台裏を紹介。ハリス記者も「僕だけじゃなかったですよ。僕は(ファンフェスの会場に)入れたからまだよかった」と報道陣が駐車場に車を停められず、対応に一苦労する現状を嘆いている。

(Full-Count編集部)

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