水原一平被告、7日午前6時に量刑言い渡し 大谷への賠償金26億円と禁固4年9か月の求刑
これまで3度の延期…裁判は日本時間7日の午前6時から
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告に対する量刑言い渡しが2月6日の午後1時(日本時間7日、午前6時)から行われる。当初は昨年10月25日(同26日)が予定されていたが水原被告の体調などを理由に、これまで3度延期されていた。
水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースから契約解除となった。その後、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。司法取引に応じ、6月に行われた有罪答弁では有罪を認めた。判決は当初10月25日(同26日)に言い渡される予定だったが、資料の作成が間に合わないなどの理由で12月20日(同21日)に延期となっていた。
また、今年の1月7日(同8日)には、水原被告の弁護人が量刑言い渡しの期日を1月24日(同25日)から2月6日に延期するよう裁判所に申し立てた。体調を崩すなどギャンブル依存症に関する精神科医の鑑定書の作成に遅れが生じたことが理由となっている。
米メディアによれば、米検察は1月23日(日本時間24日)に大谷への賠償金として1697万ドル(約26億円)と4年9か月の禁固刑を求刑。また、水原被告の弁護士は情状酌量を求めて裁判所に申立書を提出しており、「深刻なギャンブル依存症」などを理由に禁錮1年6月の減刑を求めたと報じていた。
昨年6月、マーティン・エストラーダ連邦検事は「有罪を認めた件を考慮すると、彼(水原被告)のイミグレーション(ビザ)という観点でも重大な影響があるかもしれない。予想は避けるが、間違いなく日本へ強制送還されるリスクに直面している」と語っている。
(Full-Count編集部)