韓国も断罪した水原被告の“悪行”「衝撃と恐怖の通訳詐欺劇」「説得力がない」

裁判所を後にする水原一平被告【写真:Getty Images】
裁判所を後にする水原一平被告【写真:Getty Images】

騒動が公となった地…韓国のメディアも報じる

 ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが6日(日本時間7日)に行われ、4年9か月の禁錮刑と3年の保護観察処分、大谷へ約1700万ドル(約26億円)の賠償命令が下された。韓国のメディアも「衝撃と恐怖の通訳詐欺」との見出しで伝えている。

 昨年3月20日(21日)、韓国での開幕戦を終えた翌日だった。水原氏がドジャースから解雇されたことが複数の米メディアによって報じられ、違法賭博に関与していたことが明らかとなった。その後も大谷の銀行から無断で金銭を引き出していたことや、学歴詐称など様々な事実が報じられた。

 大騒動から約11か月が経ち、検察の求刑通り4年9か月の禁錮刑が言い渡された。韓国紙「スポーツ朝鮮」は、「衝撃と恐怖の通訳詐欺劇」との見出しで報道した。

 水原被告は低賃金や、大谷の雑務をこなすために24時間拘束されていたことからストレスを抱えていたことを主張し、情状酌量を求めたが、裁判官は「信用できない」と一蹴。求刑通りの言い渡しとなった。

 韓国メディア「OSEN」は、「米国現地でも水原の主張には説得力がないことを知られている。一般的な労働者の稼ぐ給与に比べ、水原ははるかに良い状況だからだ」と指摘している。

 判決言い渡しが行われる中で、検察側は水原被告について、2021年9月に最初の不正送金となる4万ドル(約610万円)を大谷の口座から盗んだが、この時、銀行口座には3万4000ドル(約523万円)以上の残高があったという。送金せず。さらに2024年3月時点では貯蓄は19万5000ドル(約3000万円)以上はあったことを説明した。

 水原被告がドジャースの一員としての“最終戦”を戦った韓国でも、衝撃が広がっている。

(Full-Count編集部)

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