1軍未経験でも…森友哉が太鼓判押す19歳「強さはある」 屈辱の「15.43」から描く“未来”
![オリックス・東松快征【写真:北野正樹】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/08203008/20250208_tohmatsu_kma.jpg)
オリックス・東松「宮城さんという偉大な先輩がいる」
着実なレベルアップを図る。オリックスの東松快征投手の成長が著しい。「今はとにかく、実戦に向けて準備しています」。ブルペン投球を行う際も、チーム関係者の視線を集める。綺麗な投球フォーム、ノビのある直球を武器とする19歳に期待がかかる。
東松は2023年ドラフト3位でオリックスに入団。プロ1年目の昨季は1軍の舞台を経験することができなかった。2軍でも7試合に登板して防御率15.43と結果を残すことができなかったが、マウンドを経験する度に収穫はあった。
春季キャンプ第1クール最終日だった4日には、森友哉捕手がブルペン投球を受けてくれた。「(昨秋の)高知キャンプで若月さんに受けてもらえて、今回は森さんに受けてもらえたので嬉しいです。ストレートを褒めてもらえたので自信になりました。去年よりはいい感じで投げられています」と充実の表情を見せる。
自身では課題を感じている様子で「(ブルペン投球の)後半に球の質が弱くなるというか。少しシュートしたりするので気をつけています」と頭をかく。ただ「森さんからはベース盤の強さはあると言ってもらえました」と目を細める。
「自分では撫でているというか、うまく押し出せてない感覚があります。先発は80〜100球はスピンの効いたボールを投げれないと中継ぎに迷惑をかけるので、投げられるようにした方がいいよと森さんから言って頂きました」
受けた森も、19歳の逸材に“愛情”を込める。「良かったですよ。(ボールが)強かったです。捕れる機会があったので、捕っておこうという感じでした。器用ですし、いろんな球種を操ってますし、良いピッチャーですよ」と太鼓判を押した。
グラブを触りながら東松は目線を上げて言い切った。「まずは初登板、初勝利を目指してやっていきます。宮城さんという偉大な先輩がいる。大口を叩くとかじゃなくて……。同じような2年目を歩めるように頑張ります」。19歳で23試合に先発して13勝4敗、防御率2.51。目標設定は、高い方がいい。
(真柴健 / Ken Mashiba)
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