68億円の“使い道”が「よくわからないんだ」 識者が語る貯金事情、大谷翔平に同情
数十億円稼いでも…「よくわからいないんだよね」と話す選手も
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告に対し、6日(日本時間7日)に裁判所は禁錮4年9か月を命じた。水原氏は計1700万ドル(約26億円)を大谷の口座から気づかれることなく盗んだが、米ポッドキャスト番組では“有名人の貯金事情”について議論が交わされた。
水原被告は2021年9月に違法なスポーツ賭博を始め、数か月後には大谷の銀行口座から本人と偽って計1700万ドル(約26億円)を引き出したとされている。
これだけの金銭を盗まれ、本人は気づかなかったのか。米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」の司会者スコット・ブラウン氏は、アスリートや有名人が詐欺被害にあうことは少なくないことを挙げ、「お金や名声を得ている一般人ではない人よりも、一般人は人生の中で多くのことを管理しないといけないんだ。超有名人なら、広報担当者やアシスタント、もしかしたら秘書もいるかもしれない。(日々の生活を送る上で関わる人が多いから)色々なことが手に負えなくなり得るんだ」と、預金管理の難しさを指摘した。
また、元捕手のエリック・クラッツ氏は、友人に年俸1500万ドル(約22億7100万円)を稼ぐ選手がいたことを例に出し「彼は3年間で4500万ドル(約68億1300万円)を稼いでいた。車を持っていなかったし、賃貸で部屋を借りていた。彼が所持していたのは、打撃ができる施設。僕は『君は稼いだお金をどうしているんだ?』と聞いたが、『よくわからないんだよね』という感じだった」と話した。
昨オフにドジャースと10年総額7億ドル(約1060億円)の契約を結び、スポンサー契約も多い大谷は2024年の副収入が100億円をゆうに超えているとされる。昨年、米連邦捜査当局が提出した訴状によると、大谷は2018年に口座を開設してから2021年までアクセス履歴がなかったという。
昨年4月、米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演した同僚のタイラー・グラスノー投手は「ほとんどのスポーツ選手がそういう風にやっている。『私の担当がやっているよ』って感じだ。信頼できる人を探さないといけないけど、ストレスに感じることを省きたいんだ」と理由を説明。「主導権は握りたいけど『君のこと信頼しているから、やってくれ。お金(の管理)で心配したくない』って感じだよ。普通だと思うよ」と明かしていた。
(Full-Count編集部)