新庄監督がドラ5に感じた「焦り」 好守を称賛も…乗り越えるべき定位置への“壁”
![紅白戦に出場した日本ハム・山縣秀【写真:町田利衣】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/09163802/20250209_yamagata_mr.jpg)
山縣秀が三遊間への難しい当たりを好捕も打撃は2打席で2三振
ルーキーが自慢の守備で球場を沸かせた。日本ハムのドラフト5位・山縣秀内野手(早大)が9日、沖縄・名護で行われた紅白戦で三遊間への難しい当たりを好守。新庄剛志監督も「捕って速かったですね。余裕で守っているなっていう」と感心した。しかしレギュラーを掴むためには乗り越えなくてはいけない壁がある。
2回だった。上川畑の三遊間深い位置への打球を逆シングルで掴み、そのまま一塁へ流れるようにノーバウンド送球。自慢の守備力を発揮した新戦力に、ファンは期待を込めた拍手を送った。
守備職人として評価は高い。一方で、課題は打撃だ。この日も2打席に立ち2三振。指揮官は「打つ方で結果が出ていないからちょっと焦っている。もう少し落ち着いて打席に入ってほしいなと思いますけど。どうしてもアピールしないといけないってなると右肩が出始めてくる。早めにタイミングを取って、ゆっくり左肩が開かずヘッドの重さでパーンとトス打撃のように。あの守備があるんだったら、センター前にポンポン打ってくれたらレギュラーを獲るチャンスも出てくるからね」と話した。
とはいえ、プロの世界は簡単ではない。「そんな1年目からなかなか打てないですって、プロの球は。キレがあるのでね」と理解も示す。抜群の守備力は誰もが認めるところだけに、バットでの成長が定位置奪取への道となる。
(町田利衣 / Rie Machida)
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