「おい!」 先輩のスパイク手入れで自分の歯ブラシ…巨人OBが回顧した“理不尽”な上下関係
![巨人時代の宮本和知氏【写真提供:産経新聞社】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/11135549/20250211_miyamoto_sv.jpg)
高橋尚成氏のYouTubeチャンネル、巨人OBの宮本和知氏が出演
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」に巨人OBの宮本和知氏が出演。若手時代に先輩から受けた“洗礼”などを振り返り、爆笑トークを展開した。
1984年ドラフト3位で巨人に入団した宮本氏は1年目から1軍で登板して初勝利を挙げるなど、通算66勝を記録。若手の頃は先輩のスパイクが飛んできて「おいっ、先輩が言わなくてもな、先輩のスパイクが汚れていたら磨くんだよ!」と言われることもあり、使わなくなった自らのソックスなどで磨いていたという。
磨き終わったと思ったら「おいっ、後ろの歯はどうするんだよ。歯ブラシ使うんだよ!」と厳しい指令。慌てて遠征用のバッグを広げて、自分の歯ブラシを取り出していたことを振り返り「そういう時代だった」と懐かしんだ。
2軍キャンプでも新人は先輩の部屋を回ってスパイクを磨いていたという。選手寮でも先輩から「1年目集合!」などと呼び出されるなど、今の時代と比較すると理不尽なことも多かった。
当時は携帯電話がなく固定電話だけ。寮の電話当番も若手の仕事だったが「『おいっ、今日も負けたな!』ってそんな電話ばっかり。『すいません、明日、頑張ります』って」などとファンへの対応が主だったという。さらに「おい、明日誰が投げるんだよ」と先発投手を聞いてくる電話には「それは言えません」「2軍の人間なんで分からないです」といなし「それはそれで社会勉強になる」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)
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