森井翔太郎、大谷翔平との対戦は投打「どっちも嫌です」 同じ二刀流も「今は見えない存在」

会見に臨んだ桐朋・森井翔太郎【写真:加治屋友輝】
会見に臨んだ桐朋・森井翔太郎【写真:加治屋友輝】

高校通算45本塁打&最速153キロの二刀流…NPBを経ずメジャーへ

 アスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋高(東京)の森井翔太郎投手が11日、同校で会見を開いた。9球団による争奪戦となった若き二刀流は、アスレチックスを選んだ理由に「二刀流で高く評価していただいた」と明かした。
 
「小さいころからの夢だった。メジャー球団と契約できることはうれしいこと。自分が見ていた世界に今すぐいけるわけではないが一歩一歩進みたい」

 18歳の森井は高校通算45本塁打を放ち、投げては最速153キロを誇る二刀流。当初は、NPB球団入りや米大学への進学も含めて模索したが、メジャーへの思いは強く、1月15日(日本時間16日)に、アスレチックスとのマイナー契約が発表されていた。

 契約金は150万ドル(約2億3000万円)で、NPBを経由しない日本のアマチュア選手としては史上最高額となった。また、契約金とは別に学業補助金として25万ドル(約3800万円)が支払われれるという。

 9球団の争奪戦でアスレチックスを選んだ理由については「二刀流で高く評価していただいた。そして若手の選手をどんどん使う球団であること。やはり二刀流起用してくれるというのが1番大きかった」と明かした。

 また、二刀流の“大先輩”であるドジャース・大谷翔平について「やっぱり練習していくにつれて(二刀流は)どれだけ大きいことをしているのかと実感していった。今は見えない存在だが、これから追いつき追い越していけたら」と憧れを口にした。一方で対戦するならの問いには「(投打)どっちも嫌ですね」と笑顔を見せ、会場も笑いが起きた。

 偏差値71の進学校から、NPBを経由せず“異例”の米球界挑戦。「親戚からも連絡がたくさんきた。自分が思ってるよりは反響が大きかったです」と明かした。今後の目標としては「4、5年でメジャーに上がれたら最高かなと。昇格には球団の考えもあると思うのでなんともいえない」と慎重に語った。

(Full-Count編集部)

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