衝撃トレードから5年…ベッツは「選手を惹きつける」 GMが語ったド軍への多大な影響

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

ベッツのトレードから5年が経過した

 ムーキー・ベッツ内野手がレッドソックスからドジャースへトレード移籍し、入団会見を行ってから約5年が経った。ドジャース公式ブログ「ドジャー・インサイダー」では、5年前の衝撃を回想。加入した2020年と昨季の2度の世界一に貢献したこともあり「球団で最も重要なトレードの1つになった」と指摘した。

 ベッツはレッドソックスでキャリアをスタートし、メジャーリーグの中では小さな身体ながら走攻守を高いレベル2018年には打率.346、32本塁打、OPS1.078の成績で首位打者、MVPに輝いた。2020年2月、アレックス・ベルドゥーゴ外野手、ジーター・ダウンズ内野手、コナー・ウォン捕手という有望株とのトレードで、当時“不良債権化”していたデビッド・プライス投手と共にドジャースへ移籍することになった。

 2020年オフにはFAを控えており、ドジャースは7月に12年3億6500万ドル(約557億円)で契約を延長。移籍後の活躍は言うまでもなく、チーム、そしてMLBのスターとなっている。「このトレードは結果的に、球団で最も重要なトレードの1つになった。ドジャースは球界を代表し、毎シーズン突出した成績を残すことができる選手を獲得したのだ。またこのトレードは、ポストシーズンに進出するチームから、(ワールドシリーズ)優勝ができるチームに引き上げることを願って成立したトレードでもあった」。

 ブランドン・ゴームズGMは「他所の選手はいいチーム、いい選手とプレーしたいと思っている。才能のある選手が(チームに)いることは、いつだっていいこと。いい選手がいれば、才能ある選手の勧誘もしやすくなる。ムーキーは選手を惹きつける選手。明るいし、一生懸命。そして、彼の活躍を見るのはいつだって楽しいよ」と言及している。

 ベッツは2020年7月22日(日本時間23日)に12年の契約延長を結んだ。2020年以降、ベッツの通算WARは27.4を記録。これを上回る野手はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース、WAR33)とフアン・ソト外野手(メッツ、WAR28.4)しかおらず、ドジャース史に刻まれる1日であったことを指摘した。

(Full-Count編集部)

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