大谷翔平、フリー驚愕10発も「改善する余地」 明かした左肩の状態「肩は特に複雑」…一問一答

取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

取材に応じた大谷

 ドジャースの大谷翔平投手が11日(日本時間12日)、スプリングトレーニングの行われているアリゾナ州グレンデールで報道陣の取材に応じた。一問一答は以下の通り。

――投球の状態は。
「ピッチングはいいと思います。今日は寒かったですけど、ある程度出力も、強いボールを投げられたので。そこは今日は満足しています」

――佐々木朗希がブルペン入り。印象は。
「楽しんでいるんじゃないかなと思うので。練習に関してはアリゾナとか慣れない気候だったりとか。乾燥していますし、なかなかうまく投げられなかったりすると思うんですけど、キャンプ自体を楽しめればいいんじゃないかなとは思います」

――いつブルペンに入るのか。
「今週入ると思います。今週末ですかね。まだそんなに強く投げるか分からないですけど、傾斜を使って投げる感じはするかなと思います」

――投球の変化球は。
「今日初めてスイーパーを投げましたけど、それ以外の球種は今までも投げていたので。ブルペンでどの程度投げるか、ちょっと真っ直ぐの出来次第になると思います」

――左肩の状態、強さは。
「完全に違和感がないという状態ではないですけど、もう少しすれば、それがまた良くなってきて。しばらくはこう違和感が残るんじゃないかなと思いますけど、今の現状、それでもバットは結構振れてるので。そこの戦いかなと思います」

――左肩の違和感とは。
「一番は可動域の制限。そこはしょうがない。肘の時もそうでしたけど、肩は特に複雑な構造だと思うので。そこはもう少し時間をかける必要はあるかなと思います」

佐々木朗希へ“アドバイス”「怪我をしないことが一番」

――起用方法に制限は。
「そこはチーム次第というか。僕も(投手)復帰はまだ開幕してからちょっと経ってからだと思うので。その時点でどれだけ他のピッチャーも含めて健康に回ってるかというのはちょっと読めるところではないので。それによって左右されると思いますし。今まで通り出られる試合は出たいと思っていますけど、休養を取ってほしい時はそれを受け入れて、しっかり休むことに徹したいと思います」

――打撃はいい方向に向かっているか。
「バッティングに関しては当初の予定から開幕からを目指しているのでスケジュール通りに来ていますし、今日も外で打つというのも決まっていて、そのスケジュール通りに来ているので。今のところ順調じゃないかなと思っています」

――佐々木朗希に期待する活躍。
「怪我をしないことが一番かなと思いますし、その上で彼の実力を出せれば、もちろんチームにとって相当なプラスになると思うので。まずはキャンプ、シーズン、この環境を楽しんでくれれば、必ず結果はついてくるんじゃないかなと思っています。その実力はあるんじゃないかと思っています」

――昨年のワールドシリーズ制覇について。
「もちろん勝って、多くの方にに祝福してもらって、いい経験をさせてもらいましたし、ただ、もう次のシーズン始まっているので。そこはもう切り替えて、今年あそこにいって勝てるように。もう一度、気を引き締めて頑張りたいと思います」

――変化球には怪我のリスクも。変えなければいけないこともある。
「もちろん長い目で見て、抜くところは抜いて。シーズンもそうですけどキャリアを通して。それ(抜くこと)ももちろん大事だと思いますし、目の前のシーズン、1試合に対して結果を求めにいくというところが、そのバランスが大事じゃないかなと思っているので。その上でついてくる怪我はしょうがない部分はありますし、事故的に起きてしまう怪我というのはしょうがないので。いろんな方法で防げることはあるかもしれないですけど、そこは割り切っていけるところは割り切っていかないと、本来の自分の力は出しにくいのかなと思います」

――フリー打撃では柵越えも。打撃の感覚は。サポーターはつけていなかった。
「オフはサポーターはつけていないですね。実戦の中で差し込まれた時のサポーターではあるので。もちろん打撃練習では必要ないですし。外でのフリーは基本的にやらないですけど、キャンプ中、何回かは入ると思うので。それは球場全体の見え方とか、打席の感覚という部分で入ると思いますけど、基本的には中とあまりやっていることとは変わらないかと思います」

――手応えは。
「いい角度で上がっている打球に対しては、いいと思いますけど。振ってる軌道と上がっている打球の角度が合っているかどうかが一番大事だと思うので。その点で言うと、まだ改善する余地があるかなと思っています」

――二刀流としてのキャンプのテーマは。
「今年もリハビリから入って、ある程度、実戦の打席数だったりとか、ライブBPの数は限られるので、もちろん、その1回は大事にしたい。万全の状態で入って、最初から最後まで、いい量をこなせるわけではないので。1回1回の質が大事になってくるんじゃないかなと思います」

――ノーワインドアップのフォームの狙いは。
「練習の一環というのが一番強いです。実際にどう投げるかはまだ決めてないですけど、感覚自体が良ければ、変えることもありますし、基本的にはランナーがいれば、もちろんセットポジションになるので、どちらも練習していく予定ではあります」

――ピッチクロック対策もあるか。
「多少はもちろんありますけど、もちろん余分に時間は取れるというのはそうですけど。それよりも優先するのは投げやすさや動きやすさがもちろん大事だと思うので。それが1球の質を高めていく要因かなと思っています」

――佐々木の様子は。
「元々そんなに活発というか、そういうタイプではないと思うので。大人しめの性格だと思いますし。この生活自体だったりとか、そのクラブハウスの雰囲気だったりとかっていうのを楽しんでくれれば、必ずフィールド上でも気持ちが楽になるんじゃないかなと思いますし。まずはそのみんなとのコミュニケーションが先だと思うので。僕もそうでしたけど、新しいチームに来た時もそうですし、そういう新しいチームの中で新しい人たちの中で楽しめるかどうかが大事かなと思ってます」

(Full-Count編集部)

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