エ軍レンドンに“引退説” 378億円契約は残り2年も相次ぐ故障…米記者「終わりだと思う」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者「引退を決断するかもしれない」

 股関節を痛めて今季も長期離脱が見込まれているエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手に“引退説”が浮上した。米記者が「彼はそのまま引退を決断するかもしれない」「私はもう終わりだと思う」などと語った。

 米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、ポッドキャスト番組「ベースボール・トゥナイト」に出演。「エンゼルスはもう彼を諦めているのでしょうか?」との問いに「ナショナルズに在籍していた時、彼はあまり野球が好きではないと言及していた。(FA市場に出た)当時、(獲得を検討するチームの間で)その話はとても重要なことだった」と指摘した。

 さらに「レンドンのことを知る複数の関係者に話を聞くと、彼はそのまま引退を決断するかもしれない。腰の手術が重くのしかかっており、今シーズン終了後は1年しか契約が残っていない。私はもう終わりだと思う。エンゼルスの一員として今後プレーすることはないだろう。本当にそう思う」と占った。

 ゴンザレス氏は続けて「打撃や守備に長けたスターだったが、練習態度は長いこと疑問視されてきた」とも。「彼は公の場で、野球は最優先ではないと言及していた。大金をはたいて獲得した選手なので、そういう姿勢に苛立ったエンゼルス関係者はいるだろう」と述べた。そして、「その発言で彼は袋叩きにあった」「でも、球界最悪の契約になってしまうかもしれない。多くの怪我に見舞われたことには同情する。とても悲しい終わりを迎えるだろう」とまで語った。

 34歳のレンドンは今季が7年総額2億4500万ドル(約378億円)契約の6年目。ナショナルズ在籍時に球界屈指の三塁手として君臨し、2019年には打点王を獲得したほかワールドシリーズ制覇に貢献した。同年オフにFAとなり、エンゼルスと巨額契約を締結した。

 しかし、相次ぐ故障の影響で2021年から58、47、43試合出場に終わり、昨季も57試合で打率.218(206打数45安打)、0本塁打、14打点、OPS.574だった。チームはこのオフ、ホワイトソックスで活躍していた元超有望株のヨアン・モンカダ内野手を補強しており、レンドンは三塁の定位置も確約されていなかった。

(Full-Count編集部)

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