大谷翔平、二刀流復活までの道 復帰時期は“慎重”も…編成トップが明かしたプラン

取材に応じるドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長【写真:小谷真弥】
取材に応じるドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長【写真:小谷真弥】

大谷と復帰ロードを模索へ、フリードマン編成本部長「絶え間なく会話を」

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は14日(日本時間15日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で報道陣の取材に応じ、2年ぶりの二刀流復活を目指す大谷翔平投手を投打同時出場させる方針を明言した。報道陣からリアル二刀流で出場させるかと問われた編成トップは「そうだ。当然ながらね」と、きっぱりと言い切った。

 メジャーでは2022年から先発投手が降板後もDHでの継続出場が可能となる「大谷ルール」が導入されている。エンゼルス時代と同じように、登板時もバットでチーム貢献していくこととなる。投手復帰の時期については「まだはっきりと分からない。進み具合を見て、状況を見て動いていく。回復ぶりを引き続き見ていく」と慎重な姿勢を見せた。

 ドジャースにとっては初めての二刀流マネジメントとなる。「たくさん話をしていくことは確実だろう。彼のやっていることは信じられないほどユニークなわけで。我々は彼のフィードバックを間違いなく必要としている。自分の感覚や体の状態を彼はよく見ている。だから我々全員で活発な話し合いになっていくだろう」と話した。

 右肘靭帯の手術は2度目。復活は簡単なことではない。「ショウヘイに関する全てのことが未知の領域。これ以上ユニークなことはない。だからこそ、史上最も才能のある選手というわけで。投打両方の才能が非常に素晴らしい。状況の進み具合をもとに、全員が同調し、状況を読んで対応していくためにも、絶え間なく会話を重ねていく」と徹底した話し合いを行っていくことを強調した。

 また、開幕からの先発ローテーションの枚数についても言及。「大谷が復帰する前は6人ローテで回していくか」と問われた指揮官は「その考えはない。休みがたくさんあり、4月は我々にとって、いいスケジュールが組まれている。6人で組まなくても管理できるだろう」。4月は毎週木曜日が試合なし。長期連戦は5月2日の敵地・ブレーブス戦からのロード10連戦となる。遠征中の復帰となるのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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