藤浪が抱く危機感「調整とか言っている立場じゃない」 158kmも淡々、通訳不在で迎えた3年目
![マリナーズと契約を結んだ藤浪晋太郎(写真はメッツ時代)【写真:Getty Images】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2024/08/18175809/20240818_fujinami_ge.jpg)
マリナーズのスプリングトレーニングに招待選手として参加
マリナーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加している藤浪晋太郎投手が、メジャー復帰に向けて猛アピールしている。11日(日本時間12日)にブルペン投球を行い最速98マイル(約158キロ)をマークした。
まだ2月のこの時期に披露した剛速球にチーム内は騒然としているというが「暖かいですし、元々ブルペンでもスピードが出るタイプなので」と淡々。「アピールしないといけない立場なんで、調整とか言っている立場じゃない」と必死だ。
30歳右腕は阪神から2022年オフにポスティングシステムでアスレチックスに移籍。シーズン途中にオリオールズへ移籍した。両球団で計64試合に登板、7勝8敗2セーブ、防御率7.18の成績を残した。
昨季は開幕前にメッツと年俸325万ドル(約5億1000万円)プラス出来高で契約したが、スプリングトレーニングで5試合に登板して0勝1敗2ホールド、防御率12.27に終わり、開幕前にマイナー落ち。怪我もあり、メジャー昇格することはできず、マイナーで33登板、防御率5.94だった。
オフにはプエルトリコで武者修行。6先発登板、20回2/3を投げて防御率3.05をマーク。課題に取り組んでいるのはメカニックの部分で「一言では難しい。ざっくり言えば『自然な形で投げよう』という感じ」と説明し「ターゲットは常に真ん中高め。シンプルに、とにかくゾーンに投げる」と強調した。
通訳は不在でも「3年目ですし、流れも分かってますし食事も1人で行けます。ウーバーイーツなり外食なりあるので」と生活面の不安はない。今後はブルペンに1、2度入りライブBPを挟んで実戦という流れを予定している。
「他人のことは気にしても仕方ないので、自分のことをしっかり集中してやるだけ。評価は人がすることですし難しく考えないように。自分ができる最大限のことをやるしかない」。後は厳しい競争を勝ち抜くだけだ。
(Full-Count編集部)
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