85億円稼ぐ元巨人助っ人に疑問の声「なぜ入るの?」 問われる真価…36歳の“現在地”

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

元巨人、カージナルスのマイコラスは契約最終年に結果を残せるのか

 2015年から3年間を巨人で過ごしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手は36歳のシーズンを送っている。米ポッドキャスト番組「Cardinal Territory」で共同司会者を務める、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者と元カージナルスのクローザーであるトレバー・ローゼンサル氏は「スプリングトレーニングにどんな状態で入ってくるかが興味深いです」と興味を示している。

 ウー記者は「オールスターに選出された2022年の後、この2年間はうまく行かなかった。そして今年は契約最終年。ファンの多くは『なんで? なんで彼がローテに入るの?』と思っているでしょうね」と切り出した。マイコラスは3年5575万ドル(約84億9200万円)で2023年にカージナルスと契約延長しており、今季の成績が契約満了後の去就に大きな意味を持っている。

 続けて、理由を説明するかのように「彼は中4日で必ず登板してきた。未知数の投手に頼るチームにとっては素晴らしいことになる可能性があります。ソニー・グレイはエースですが毎登板とても長いイニングを投げるタイプではない。通常6回クオリティスタートで交代という感じ。なので、開幕時は毎登板6回から8回まで投げてくれる実績あるベテラン(マイコラス)をローテに入れるのは分かる気がします」と話した。

 ウー記者は「当然、投げるイニングの質をもう少し上げくれたらと思います。だから、マイコラスのスプリングトレーニングはとても大切なんです。イニングの質が上がるかを見極めるのに、です」と言及した。

 ローゼンサル氏は「今年は新体制になる。新顔がたくさん。あなたはマイコラスの名前を挙げましたが、怪我以外でローテ投手の出来が悪かったらどうするか、です。カージナルスがどうやって勝ち星を作り出していくかに興味があります。この2年間ファンの我々は失望させられてきましたが(去年は)ほんのわずかですが勝ち越している」と話した。

 昨季は83勝79敗でナ・リーグ中地区の2位だったが、2年続けてポストシーズン進出を逃しているだけに、今季の巻き返しが期待される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY