趣味で火傷、ユニホームに血がにじみ降板…言えなかった理由「ああいうのはダメ」

現役時代は中日で活躍した山本昌氏【写真:荒川祐史】
現役時代は中日で活躍した山本昌氏【写真:荒川祐史】

通算219勝の山本昌氏、「名球会チャンネル」で「しくじり」告白

 日本プロ野球名球会が運営する公式YouTubeチャンネル「名球会チャンネル」が「激白! レジェンドたちのしくじり話」の後編を公開。中日で通算219勝を挙げた山本昌氏がユーモアを交えて失敗談を語った。

 現役時代からラジコンが趣味。登板前の試合がない月曜日、練習後にラジコンをしに出かけたという。「たまたまモーターの不調で発熱して100度以上になっていたのを触っちゃったんです。アツッってなって左手人さし指の指先に水ぶくれを作ってしまった」と告発。元広島監督の野村謙二郎氏らから「ピッチャーとしてダメだね」と突っ込まれても、悪びれる様子もなく話を続けた。

「次の日キャッチボールしたら大丈夫で、良かったって思った」。しかし先発した試合で「6回くらいで(皮が)めくれちゃってユニホームに血が付き始めた」という。異変に気づいた投手コーチから「どうした?」と聞かれ「『ちょっとマメが』って。さすがにラジコンでマメができたとは言えない。投げられますって言った」と振り返った。

 結局、その試合はそこで交代。試合は無事に勝利したそうで「もう時効でしょ。ありがたく代えていただいて、勝ちがつきましたけど。ああいうのはダメだよね」と自虐気味に当時を懐かしんだ。

 すると今度は前かがみの独特の投球フォームについて、野村氏が「他球団みんな言っていたけどフォームがラジコンを操作する姿勢。投げ方はラジコンからきてるの?」と質問。佐々木主浩氏も「あれが自然なんですよ。ラジコンも楽な姿勢で持たないといけないから」畳みかけた。

 これに対し山本昌氏は「人間って運動神経を出そうと思ったら母指球に体重を乗せなきゃダメ。ラジコンも前かがみじゃなきゃダメなんですよ。意外と理にかなってる」と強調。投球フォームとそっくりのラジコンの姿勢を披露して笑いを誘っていた。

【実際の映像】まさかの趣味でマメができて降板…過去の失敗談を明かした山本昌氏ら名球会メンバー

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