佐々木麟太郎、“開幕カード”で計3安打&5打点 衝撃の米大学デビュー…連勝に貢献

スタンフォード大・佐々木麟太郎【写真:川村虎大】
スタンフォード大・佐々木麟太郎【写真:川村虎大】

デビュー戦のダブルヘッダー2戦目でもパワー炸裂

 堂々の“米大学デビュー”となった。花巻東高(岩手)で通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大学へ進学した佐々木麟太郎内野手が15日(日本時間16日)、敵地でのカリフォルニア州立大フラートン校とのダブルヘッダーにいずれも「3番・一塁」で出場。1試合目は4打点、2試合目はフェンス直撃の適時二塁打を放つなど、2試合で計9打数3安打、5打点と躍動し、チームの連勝に貢献した。

 この日はダブルヘッダーで第1試合が開幕戦だった。第2試合では、最初の3打席は凡退したものの、5点をリードした7回2死二塁の好機で迎えた第4打席に逆方向の左中間フェンスに直撃する、あと少しで本塁打という大飛球で適時二塁打。1打点を追加し、6-3の勝利に貢献した。

 デビュー戦となった第1試合は、1回1死三塁の第1打席で二ゴロだったが初打点をマーク。2回無死満塁の第2打席では右前適時打でさらに1打点。第3、4打席は凡退したが、7回無死二、三塁の第5打席では中前へ2点適時打。2安打、4打点の活躍で、チームは13-1で7回コールド勝ちした。佐々木は2試合で9打数3安打、5打点の成績だった。

 この活躍ぶりにSNSでも、米記者らが「打点マシーン」「とても落ち着いてプレーしているように見えた」「彼はスーパースターだ」などと大興奮の声を上げている。

 超高校級打者として花巻東高在籍時は1年春からベンチ入り。甲子園に2度出場した。通算140本塁打は高校歴代最多とされる。ドラフトの目玉とされていたが、プロ志望届を提出せず、米大学への留学を模索。スタンフォード大進学を選択した。

 今年1月には米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が佐々木について言及。「2025年大学最優秀新人賞」に予想し、「NCAAのシーズン新人本塁打記録はトミー・ホワイト(現アスレチックス傘下)内野手が2022年に記録した27本だ。ササキはその(記録に)挑戦するだけの力を持っている」などと紹介していた。

【実際の動画】左中間のフェンス直撃、惜しくも本塁打を逃した佐々木の大飛球

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