エ軍レンドンが避けられない「史上最悪の契約」の汚名 元GMが酷評「まったくの大失敗」
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エンゼルスのレンドンを元ナショナルズGMが痛烈批判
股関節を痛めて今季も長期離脱が見込まれているエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が、厳しい現実に直面している。地元記者は故障者リスト入りしたことを報じており、古巣の元GMは「史上最悪の契約」と“断罪”した。
米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」の公式SNSは14日(日本時間15日)までに、レッズとナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏の発言を紹介。同氏は「この選手は2年前に放出されるべきでした。彼はプレーできない。終わっている。健康な時もそうでない時もプレーできない。この時代のどんなFA契約においても、最悪レベルのハズレです。まったくの大失敗」と、レンドンを滅多切りした。
レンドンはナショナルズ時代には球界屈指の三塁手として君臨。2019年には打点王を獲得したほか、ワールドシリーズ制覇に貢献した。同年オフにFAとなり、エンゼルスと7年総額2億4500万ドル(約373億円)の巨額契約を結んだ。しかし、相次ぐ故障の影響で2021年以降、60試合以上に出場した年はなく、昨季も57試合で打率.218、0本塁打、14打点、OPS.574に終わった。
この契約について同氏は「私は以前から言っていました。ナショナルズは彼と再契約すべきではないと私が言った時、周囲の人々は(発言を)気に入りませんでした。私がなぜそういったかと言えば、彼が野球を愛していないからです」と指摘する。
さらに「レンドンにしてみたら野球は仕事です。それ以上の動機はありません」と批判。続けて「彼が試合に出る姿を見ることはもう二度とないでしょう。エンゼルスは彼を緊急の負傷者リストに入れて年俸を払い続けたがっている、それは構わない。そうするのは勝手です。ですが、私ならこの選手を放出して、とにかく前へ進みます」と私見を述べた。
エンゼルスの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は15日(日本時間16日)、新加入のケンリ―・ジャンセン投手とヨアン・モンカダ内野手の獲得が正式発表となったことに触れ、「チームは40人ロースターの空き枠を確保するために、アンソニー・レンドンとロバート・スティーブンソンを60日間の故障者リストに入れた」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。引退説まで出ている34歳は、ますます厳しい立場に追いやられている。
(Full-Count編集部)
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