“日本最強打者”も到達できない大谷翔平の領域 根本から異なる思考「マジで凄い」
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近藤健介が驚いた…大谷翔平がWBCメキシコ戦の9回で見せた初球打ち
元日本ハム内野手の杉谷拳士氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。元同僚のソフトバンク・近藤健介外野手が出演し、同じくチームメートだったドジャース・大谷翔平投手の仰天エピソードを明かした。2023年WBC準決勝で見せた初球打ちに度肝を抜かれたという。
2023年3月20日(日本時間21日)に行われたメキシコとの準決勝。1点を追う9回先頭で打席に入った大谷は初球を打って出た。見逃せばボールの高めチェンジアップを捉えて右中間を破る二塁打。ヘルメットを脱ぎ捨てて激走し、二塁に到達すると、塁上で雄叫びをあげた。ここから打線がつながり、村上宗隆内野手(ヤクルト)が中越え2点二塁打。劇的な逆転サヨナラ勝ちで決勝にコマを進めた。
「2番・右翼」で出場していた近藤は、同点に追いついた直後の8回に2点を奪われたところで「正直負けたと思った」と振り返る。しかし、1点差の9回で大谷が見せた積極性に驚嘆した。「凄いと思ったのは翔平が初球を打ったという。あそこで初球を振れるのがマジで凄い。僕なら絶対見逃しています」と語った。
土壇場での積極性に舌を巻く。「行っちゃうんすよ、しかもくそボールですよ。高めのチェンジアップみたいな。いや凄いっす」。追い込まれて衰えぬ闘争心と積極性、実行できる決断力に感心していた。