ロッテドラ1が快音も…「消極的」 吉井監督が求めた“高み”「身につけてほしい」
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初対外試合の西川は6回に左前適時打を放つなど4打数1安打1打点1死球
ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(青学大)が16日、沖縄・石垣島で行われた台湾・楽天モンキーズとの「アジアゲートウェイ交流戦 Power Series 2025 in石垣島」で対外試合初安打&初打点をマークした。思い切りのいい打撃でアピールしたが、吉井理人監督はさらなる高みを求めた。
「3番・左翼」で先発出場した西川は、1、2打席目こそ凡退したものの、6回無死一、二塁から左前適時打。第4打席は死球で出塁した。11日の紅白戦では3打数1安打で“プロ初安打”をマークしていたが、ユニホームの違う相手からも快音を響かせた。
「ちょっとひとつ、ホッとしたところがあるんですけど、欲を言えばもう1本、2本打ちたかったというのはありますね」と西川。チャンスで結果を出したことには「この先の自信になりますね」と胸を張った。
吉井監督も「バッティングは思い切ったプレーで良かったと思います」と評価したが、「走塁は消極的なので、そこはもっと前に前にという意識を出してほしいなと思います」と指摘も。プロの世界ではこれまで以上に先の塁を狙う意識が重要になることからも「今まで薄かったと思うので、そこはオープン戦の間に身につけてほしいなと思います。みんなそうです、石垣もそうだったし今日な何人かいました」と今後の成長を求めた。
とはいえ2球団競合の末に獲得したルーキーが、大器の片鱗を示した。「駄目だったところはしっかり修正して次のオープン戦に望みたいと思います」という言葉通り、走塁面でも成長を示していく。
(町田利衣 / Rie Machida)
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