大谷契約に名前がないド軍指揮官 「なぜ入れなかったんだ?」…球界OBが去就に見解
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ロバーツ監督は3年契約の最終年を迎えている
今季で3年契約の最終年を迎え、契約延長するか注目されているドジャースのデーブ・ロバーツ監督について、米メディアが言及。大谷翔平投手がドジャース入りの際に結んだ10年契約のなかに、ロバーツ監督の去就が紐づいていないことを指摘している。
米ポッドキャスト番組「Foul Territory」の中でロバーツ監督の契約問題について言及。契約延長は“規定路線”とも見られるなか、カブスのクレイグ・カウンセル監督の5年総額4000万ドル(約61億円)を上回るかにも話題が集まっている。
ヤンキースなど9球団でプレーした元メジャー捕手のエリック・クラッツ氏が「誰がロバーツの(これからの)契約を値上げしたんだ? カウンセル監督? それともオオタニ? というのも、ロバーツかフリードマンがチームを去った場合……という条項が(大谷の契約に)ついているんじゃなかった? それともフリードマンだけ?」と問いかけた。
これに司会のスコット・ブラウン氏が「いや、どれでもなく、アンドリュー・フリードマン(編成本部長)とオーナー陣。オオタニはオーナーかフロントオフィスのトップが去れば、契約を破棄できる。ロバーツは紐づいていない。いずれにせよロバーツは契約延長を手にする。彼が(優勝していない)クレイグ・カウンセルよりもらう額が少ないなんてどうやって正当化できる?」と呼応した。
捕手としてホワイトソックスなどで活躍し、メジャー通算2043安打のAJ・ピアジンスキー氏は「私がデーブ・ロバーツならオオタニに今電話して『おい! なぜ私をあの契約に入れてくれなかったんだ?』と伝えるね」とジョーク。クラッツ氏は「ショウヘイは『当時あなたのことは知らなかった。アンドリュー・フリードマンと(オーナーの)グッゲンハイムの人たちは知っていましたが』なんて感じで言うでしょうね」と続けた。
ロバーツ監督は年俸約16億7000万円~18億円が妥当?
さらに話題はロバーツ監督との契約内容に発展。ブラウン氏が「クレイグ(カウンセル監督)を基準として、(ロバーツ監督が)その彼より一段階上であることを考えると、少なくとも年俸500万ドル(約7億6000万円)には値すると思う」と指摘した。
これにクラッツ氏は「彼はチームをコンスタントにプレーオフへと導いている。ワールドシリーズに、そしてリーグ優勝決定シリーズへと、コンスタントに。私は、彼は年俸500万ドルよりもっともらうべきだと思う。もし5年だけの契約を考えているなら、年俸1100万ドルから1200万ドル(約16億7000万円から18億円)であるべきだろう。彼は他の監督よりそれほどいい監督だ」と評価した。
ピアジンスキー氏も「いい監督はそれなりの金額をもらうべきだ。監督就任から毎年プレーオフに進出しているなら、それに相応しい額をもらうべきだ。だってその一役を担っているからだ」と続いた。
ロバーツ監督は9シーズンで地区優勝8回、ナ・リーグ優勝4回、ワールドシリーズ優勝2回、ニグロリーグの監督を除いてMLBでの勝率は史上最高という実績を残している。
(Full-Count編集部)
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