大谷翔平、止まらぬCMラッシュ　ワコールとグローバル広告契約…新作では大胆“素顔”も

大谷がワコールとグローバル広告契約を締結

　ドジャースの大谷翔平投手がまた1つ“大型契約”を結んだ。衣料品メーカーのワコールは17日、大谷とグローバル広告契約を締結したと発表。大谷が出演する新CMやインタビューの動画を特設サイトで公開した。

　同社は新たなキャンペーンスローガンとして「Empowering. WACOAL」（エンパワーリング ワコール）を掲げた。「こころとからだを支える」企業として“自分らしさ”を大切にしながら世界の舞台で活躍する大谷の姿に共感し、広告契約の締結に至ったという。

　17日に公開された特設サイトでは、3種類のCMが登場。いずれも大谷の顔がアップで映る大胆な構図で、グラウンド上とは少し違うリラックスした柔和な表情を見せる大谷が印象的だ。約50秒のロングバージョンでは、大谷による「応援してくれるファンの存在や、元気をくれる仲間や家族の存在は、僕を支えてくれています。だから僕はいつも自分らしく、挑戦をし続けられるんだと思っています」とのメッセージが入っている。

　また、インタビュー映像では「自分らしくいるために心がけていること」について質問を受けた。大谷は「『自分らしくいよう』みたいなことではなく、自然にそのような状態になっていることが一番良いのかなと思っています。常に“自然体でいたい”と心がけるというよりは、そのような状態でいたいと願っています」と答えている。

　大谷は11日、レブロン・ジェームズやリオネル・メッシらと共演したオーディオブランド「Beats」の新CMが発表されたばかり。ポルシェ、日本航空、三菱UFJ銀行、セイコー、コーセー、伊藤園、西川、ラプソード、ニューバランス、ディップ、日清製粉ウェルナなど多数のスポンサーがつく。米スポーツ経済メディア「Sportico」が発表した昨年のスポーツ選手の収入ランキングでは、広告宣伝などの副収入が7000万ドル（約107億円）で世界4位だった。

　一方でワコールも5日、同社が手がけるコンディショニングウェアブランド「CW-X」の商品発表会に、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が出席。大谷のCM起用で、球界のスーパースターが相次いで登場する形となっている。