大谷翔平が言った「大丈夫です」に先輩感嘆 計算通りのベッツ封じ「ゲッツー取れる」
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近藤健介が感服…大谷翔平がWBC決勝でベッツを併殺に仕留めた背景
元日本ハム内野手の杉谷拳士氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。元同僚のソフトバンク・近藤健介外野手が出演し、同じくチームメートだったドジャース・大谷翔平投手の2023年WBC決勝でのエピソードを明かした。1点リードの9回無死一塁でムーキー・ベッツを打席に迎えたが、併殺斬りを頭に描いていたという。
2023年3月21日(日本時間22日)に行われた米国との決勝戦、大谷は1点リードの9回に登板したが先頭のジェフ・マクニールに四球を与えた。しかし、続くベッツを二ゴロ併殺に打ち取り、2死。最後はマイク・トラウトを空振り三振に仕留めて優勝を手にした。
近藤は後日、大谷に「四球出してヤバいと思わないの、ああいうところで?」と聞いたところ、「大丈夫です」と返答があった。近藤によると、大谷はベッツの初球の反応を見て「スライダー狙いだったので、真っすぐを投げたら刺さってセカンドゴロになるからゲッツーを獲れる」と思ったという。
初球の直球の見逃し方を見て、スライダー狙いと判断。2球目も直球を投じて狙い通り二ゴロ併殺打に打ち取った。近藤は「こいつスゲエな、あの場面で考えて投げていたんだ」と大谷の洞察力に感服していた。