小久保監督が驚いた19歳「球速が落ちない」 ほろ苦登板も…現れた“育成の星”候補

紅白戦に登板したソフトバンク・藤原大翔【写真:冨田成美】
紅白戦に登板したソフトバンク・藤原大翔【写真:冨田成美】

侍J選出の海野に被弾も…鷹指揮官が高く評価した藤原大翔

 ソフトバンクは17日、宮崎春季キャンプで2度目の紅白戦を行った。試合後に取材対応した小久保裕紀監督は、1回3失点とほろ苦い結果に終わった育成2年目の19歳右腕・藤原大翔投手に高評価を与えた。

 B組(2軍)からA組(1軍)の紅白戦に参加した藤原は、赤組の5番手として7回に登板。野球日本代表「侍ジャパン」に選出された海野隆司捕手に2ランを浴びると、2死満塁では押し出し四球も与えて計3失点。1イニングで36球を投げ、この日の最速は150キロだった。

 洗礼を受ける形になった右腕だが、小久保監督は「元々A組でスタートでもいいかなという話をしていた。打たれたけど初めてのA組のマウンドで1イニングで36球投げて、最後まで球速が落ちないのはけっこうなことですよ。今どうのこうのではないけど、楽しみだなと思いましたね」と19歳の成長に目を細めた。

 藤原は2023年育成ドラフト6位で飯塚高(福岡)からソフトバンクに入団。1年目の昨年は2軍でも登板機会がなかったが、3軍では23登板で3勝2敗1セーブ、防御率2.88だった。甲斐拓也捕手(巨人)や千賀滉大投手(メッツ)ら、球界を代表する育成出身選手を多数輩出してきたソフトバンク。新たな“育成の星”候補の誕生に期待が高まる。

(飯田航平 / Kohei Iida)

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