佐々木朗希の“魔球”に捕手驚愕「見たことがない」 初体験の軌道「とてもユニークだ」

山本由伸、佐々木朗希がブルペン初共演、ロバーツ監督「とても良かった」
ドジャースの佐々木朗希投手は17日(日本時間18日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設でブルペン入り。山本由伸投手とキャンプ初のブルペン共演が実現し、300人超のファンは熱い視線を送った。
佐々木の落差のある勝負球が捕手のミットを叩く。今キャンプ3度目のブルペン入り。23球を投げたが、捕手フェドゥシアタを驚かせたのはスプリットだ。23球のうち5球だけだったが、インパクト抜群だった。
「とてもユニークだ。どの方向にも落ちる。こんなスプリットは見たことがない。いい感じで揺れ落ちる。ヤマモトのとは違う。ロウキの方がゆっくりで、動きが大きいような気がする」
クイックモーションから投じるなど実戦を意識した投球で計23球。スプリットは5球だけだったが、インパクト抜群だった。
NPB時代から決め球としているスプリットは、12日(同13日)に初めて受けた35歳捕手バーンズも「オーマイガッシュ」と声を上げていた。NPBに比べて滑りやすいと言われるメジャー球が生み出す新たな軌道は、新天地で“魔球”となりそうだ。
山本は42球を投げた。マーク・プライアー投手コーチが右、左、右と打席に立ちながらの投球。クイックで投じるなど実戦モードだった。投球練習を先に終えた佐々木が見守る場面もあった。
通常は練習前に囲み取材に応じるロバーツ監督はこの日、2人のブルペン後に取材対応。「とても良かったよ。ヤマモトは去年と比べてかなり調整が進んでいる。投げるたびにいい球になっていた。制球、投球が素晴らしかった。ドジャース投手陣の球を見ると、自信を持つことができる」と胸を張った。
3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕2連戦では山本が第1戦、佐々木が第2戦で登板する予定だ。山本の投球練習後にはファンから拍手が送られるなど、300人を超えるファンが両投手の共演に酔いしれていた。