新庄監督「育成のレベルが高すぎて」 残り“3枠”も…猛アピール続きうれしい悩み

練習試合に登板した日本ハム・松岡洸希(左)と清宮虎多朗【写真:小池義弘】
練習試合に登板した日本ハム・松岡洸希(左)と清宮虎多朗【写真:小池義弘】

清宮虎が1回3者連続三振&松岡が1回1安打無失点

 日本ハムは18日、沖縄・北谷で行われた中日との練習試合に5-3で勝利した。ともに育成の清宮虎多朗投手と松岡洸希投手が好投。新庄剛志監督は「しかし支配下にしたい選手がめちゃくちゃいますね。いやー、本当に今の育成のレベルが高すぎて」と“うれしい悲鳴”を上げた。

 8回から登板した新加入の清宮虎は、持ち前の剛球を武器に3者連続三振。さらに9回は昨季から育成の松岡が先頭の板山に安打を許したものの、その後は走者を許さずゼロで試合を締めた。

「松岡くんも松岡くんじゃないもんね。しっかりトレーニングしてきて今年にかける思いがわかるくらいの球を放っていました。平均150キロくらい出ているので。で、清宮くんも153、4キロ」と両右腕を称えた。

 ほかにもアピールする育成選手たちはいる。しかし、すでに支配下枠は「66」で残りは4枠。「1枠は残しておかないといけないので、3人。それも楽しみですけどね」と底上げに期待を寄せた。

 育成からの支配下どころか、開幕から一気に1軍の戦力となる可能性もある。「もちろんですよ。ずっと見ているので、ファームの試合も。タイミングが合えば、フロントと考え方が一致すれば、一気にトントントンと1軍のマウンドで投げられる可能性もあるし、1軍で期待している選手が2軍に落ちる可能性もある」と指揮官。3桁の背番号ながら躍動が頼もしかった。

(町田利衣 / Rie Machida)

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