新庄監督、中日に「お金をかけて直さないと」 外野フェンスに苦言「寿命短くする」
![練習試合の指揮を執った日本ハム・新庄剛志監督【写真:小池義弘】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/19023741/limit_20250218_shinjo2_koi.jpg)
中日・樋口が左翼フェンスに激突して担架で運ばれ負傷交代
日本ハムの新庄剛志監督が、中日のキャンプ地・Agreスタジアム北谷の外野フェンスに苦言を呈した。18日に行われた中日との練習試合では、8回に中日の樋口正修内野手がフェンスに激突して担架で運ばれ負傷交代。試合後には「プロ野球のキャンプをここで1か月やるのであれば、あのラバーは間違いなく変えないと」と強い口調で提言した。
現役時代、外野手部門で10度ゴールデングラブ賞を獲得している指揮官自ら、話題を切り出した。「練習前に僕いつも外野のラバーをチェックするんですけど、ちょっとこの球場のラバーがもう、レフト、外野手が後ろの打球を追いかけてあのスピードでぶつかったら本当にコンクリートと一緒くらいの硬さだなと思って、両チーム怪我しないでほしいなと思いながら、今日の樋口くんのあの怪我」と言及。練習中に何度も外野フェンスを触る姿があった。
「9番・左翼」で先発出場していた樋口は、8回2死一塁からマルティネスの大飛球を猛然と追いかけてグラブを出した。その際に顔面から勢いよくフェンスに激突。起き上がることができず球場が騒然となる中、担架で運ばれグラウンドを後にしていた。
新庄監督は「ドラゴンズの球団の方は、あそこにしっかりお金をかけて直さないと、今後選手たちの寿命、プロ野球選手の寿命を短くするひとつのポイントになるし、ファイターズの球場があの硬さなら、僕がお金を出して変えていますよ。それくらい危険なことなので。来年のキャンプで変わっていることを願いたいですね」と険しい表情だった。
日本ハムの外野陣には深めに守るように指示し、無理はさせなかったという。一方で育成出身3年目の樋口に対しては「あの打球をしっかり捕ってアピールしないといけないので、ああいう勢いには必ずなるので、それならラバーを柔らかくして防げるところは防いでもらいたいなとすごい思いましたね」と心境を慮った。
(町田利衣 / Rie Machida)
![](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2024/06/18100149/20240618_dazn_480x160.jpg)