大谷翔平、“ジャッジ超え”は確実か 二刀流で「7.8」…米記者指摘「どの選手よりも高い」
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ファングラフスが今季の予想WARを算出
今季中に二刀流の復活が見込まれるドジャースの大谷翔平投手は、MLB全選手の頂点の座を揺るぎないものにするのか。MLB公式サイトが18日(日本時間19日)に公開した記事で、チームの勝利への貢献度を示す指標「WAR」で、今季の大谷は全選手の中でナンバーワンの数値を記録すると指摘した。
MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者が執筆した記事で「2025年、各チームのトッププレーヤーは誰になるのだろうか?」と問いかけた。米データサイト「ファングラフス」のデプスチャートから予測したWARを基準に、30球団別にトップに立つ選手を取り上げた。
セイバーメトリクスの指標WARは、走攻守を総合的に算出する。「ファングラフス」が算出したWARでは、2024年はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が11.2、ロイヤルズのボビー・ウィットJr.が10.4。昨季の大谷は指名打者に専念したため守備面の上積みがなく9.1となり、全体では3位だった。
しかし記事では、今季の大谷について「5月に二刀流に戻ると予想される30歳の彼は、打撃と投球を合わせたWARの合計(打撃と投球の合計)がどの選手よりも高いと予想され、2025年を迎える」と指摘。投手としての数値が加算される大谷のWARは7.8と見込み、ジャッジの7.4、ウィットJr.の6.9を上回り、30球団すべての選手の中でトップに位置づけた。
指名打者に専念した昨季は、54本塁打59盗塁という前人未踏の記録を打ち立て、指名打者としては史上初めてリーグMVPに選出された大谷。大型戦力となったドジャースの中で、投手としてどのような復活劇を見せてくれるのか、注目せずにはいられない。
(Full-Count編集部)
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