佐々木朗希は「間違いなく通用する」 111億円男は確信、対峙して感じ取った実力

ライブBPに登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ライブBPに登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

エドマンは2度の対戦でいずれも出塁

 主力も実力に太鼓判だ。ドジャース・佐々木朗投手は19日(日本時間20日)、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で実戦形式の打撃練習「ライブBP」に初登板。延べ9人と対戦し、安打性の打球は1本だった。中でも唯一ヒットを打ったトミー・エドマン外野手は「かなり動いていたね」と“魔球”に驚いたようだ。

 デーブ・ロバーツ監督ら首脳陣に加えて、完全休養日だった大谷翔平、山本由伸両投手ら主力が続々と“デビュー戦”を見守った。緊張ある登板だったが、最初に対峙したボートを見逃し三振、通算169HRのロサリオを二ゴロに抑えた。続くエドマンに直球を中前へ運ばれたが、安打はこの1本のみ。その後はボートを遊ゴロ、ロハスを左飛、エドマンに四球も、ロサリオから空振り三振を奪い、ボートを右飛に打ち取って降板した。

 ただ一人“攻略”したエドマンは、ライブBP後に佐々木の印象を聞かれ「良かったね。打席に立つのが楽しみだった。彼の投げる球がどんな動きをするのか見てみたかった」と賛辞を送った。「いい直球を持っているね。彼のスプリットがどんな感じか見ることに、興味があったんだ。かなり動いていたね」と、伝家の宝刀スプリッターを高く評価した。

 この日は最速95マイル(約152.8キロ)と、本来のスピードはなかったが、エドマンは「特に内角高めの時は、いい感じ伸びてくるね。いい直球だよ」。そして「彼の球は本当にいい感じだったよ。間違いなく、通用すると思う」と、今後の活躍を確信したようだった。エドマンは昨季途中にドジャースに加入し、勝負強い打撃と汎用性で貢献。リーグ優勝決定シリーズではMVPに選ばれ、オフに5年7400万ドル(約111億円)で契約延長を結んだ。

(Full-Count編集部)

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