佐々木朗希に異例の注目度 31歳野手が衝撃「見たことない」、感銘したメンタルの強さ

大谷翔平ら主力選手が集結した
異例の注目度に同僚も衝撃だったようだ。ドジャース・佐々木朗投手は19日(日本時間20日)、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で実戦形式の打撃練習「ライブBP」に初登板。延べ9人と対戦し、安打性の打球は1本、最速は95マイル(約152.8キロ)だった。最初に打席に立ったデビッド・ボート内野手は「ライブBPでは見たことがないね(笑)」と、“観客”の多さに驚きを隠せなかった。
日本から大争奪戦の末にドジャースに加入した逸材。これまで3度のブルペン入りでも同僚やメディアから熱視線を受けていたが、“初実戦”ではもう1ステージ上がった。この日完全休養日だった大谷翔平投手が駆け付け、山本由伸投手も見守った。デーブ・ロバーツ監督ら首脳陣に加え、ブレイク・トライネン投手らも打撃ケージ後方から視察した。
緊張感漂う投球となったが、佐々木は動じる様子もなく、最初に対戦したボートから見逃し三振を奪うと、ミゲル・ロハス内野手も左飛に抑えるなど主力相手に許した安打は1本のみ。27球を投げて2三振、ストライクは16球だった。
カブスなどで活躍した31歳のボートは今年がメジャー7年目。実績十分でも、ライブBPの人の多さに「見たことがないね(笑)。見たことはないよ」と目を丸くした。その上で「なかなか粋だったね。50人くらいの人が後ろの方にいる状態でのBPで、そこで投げるには勇気もいる。その状況で彼がマウンドに上がり、彼がどういう投手なのか、どういう投球ができるのか、そして(その状況を)どう対処できるか示していた」と、佐々木のメンタルの強さに脱帽した。
一方で佐々木はライブBPを終えて報道陣の取材に応じ、「思ったより後ろの選手が多かったのでビックリはしましたけど、緊張はしなかったです」と語っていた。
(Full-Count編集部)
