ダルビッシュ、自動ストライク判定に“苦笑い” 初ライブBPで三振覆り…「嫌いです(笑)」

パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

MLBのOP戦は約6割でABSが導入予定

 パドレス・ダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、自動ボールストライク判定システム(ABS)による実戦形式の打撃練習「ライブBP」に初登板。試合後は取材に応じ、「僕は嫌いです」と笑いながらも苦言を呈した。

 MLB公式は18日(同19日)、今春のオープン戦の約6割の試合でいわゆる“ロボット審判”ABSチャレンジシステムを導入して試合を行うと報じた。ABSは2021年からマイナーリーグで試験的に導入され、2022年には3Aでも運用されている。ABSチャレンジとは、主審は原則はストライク/ボールの判定をする中で、判定に不服を持った選手が異議申し立てができる制度。選手は帽子やヘルメットを叩き、審判にチャレンジの意思を伝える形となっている。

 ダルビッシュはこの日、ABS導入のもとで登板。パドレス地元ラジオ局「97.3 The Fan」のサミー・レビット記者は自身のX(旧ツイッター)でその様子を投稿した。ダルビッシュは内角のカーブで見逃し三振に打ち取ったが、打者がヘルメットを叩いて抗議。ABSの結果、わずかにストライクゾーンを外れており、判定が覆った。

「97.3 The Fan」はライブBP後に報道陣の取材に応じたダルビッシュのインタビュー映像を公開。ABSの感想を聞かれた右腕は、「僕、2球くらいたぶんストライクっぽいのがボールになったんで……嫌いです(笑)」と、笑みを浮かべつつジョークを飛ばし、記者団からも笑いが起きていた。

【実際の映像】見逃し三振のはずが…チャレンジで変更 ダルビッシュもまさかの判定に驚き

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