大谷翔平の“周り”がもたらす経済効果「本当にありがたい」 1054億円男の絶大影響力

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

キャンプ地アリゾナにも日本人観光客が増加

 ドジャースはアリゾナ州グレンデールでスプリングトレーニングを行っている。大谷翔平投手ら日本人選手が多く在籍することもあって、現地には日本人のファンも多く詰めかけている。現地メディアは「経済にさらなる活気をもたらしている」と、増え続ける日本人観光客に注目した。

 米メディア「Phoenix Business Journal」は「今年度のMLBシーズンにおいて、注目の日本人選手たちは重要な役割を果たすと期待されているが、その影響は2025年のカクタス・リーグ(アリゾナ州をキャンプ地にするチーム同士の練習試合)にも波及し、フェニックス都市圏の経済にさらなる活気をもたらしている」と伝えた。

 ドジャースには大谷をはじめ、山本由伸投手、佐々木朗希投手が在籍し、日本からの注目度の高さは言うまでもない。昨季も多くの日本人観光客がドジャースタジアムに来場。大谷は2023年まで同じロサンゼルスが本拠地のエンゼルスに在籍していたため、ロサンゼルスへの観光客は年々増加。「CNN」が昨年7月に報じたところによると、2022年から2023年にかけてロサンゼルスを訪れた日本人観光客数は97.1%増の23万人だったという。

 それはキャンプ地でも同様だ。エンゼルスはアリゾナ州のテンピでキャンプを行っており、「Phoenix Business Journal」によると2022年から2023年にかけて、アリゾナへの日本からの観光客数は172%増加していたといい、昨年、今年はさらなる増加が予想されているという。

 今回のドジャースキャンプには日本のメディア関係者も殺到。「日本のメディア関係者が多く集まったので、キャメルバックランチでは、駐車場に仮設プレスボックスを設けたほど」と伝えた。キャンプ施設のゼネラルマネージャー、マット・スラタス氏は「これらの国際的なメディア関係者たちは、仕事をしていないときや施設にいないときに地元経済に貢献している。ここにいるメディアの皆さんは、本当にありがたい存在である」と感謝しているという。ドジャースの本拠地ロサンゼルスだけでなく、キャンプ地までも“大谷効果”を享受しているようだ。

(Full-Count編集部)

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