山本由伸、今永との東京開幕に「すごく楽しみ」　初の日本人“投げ合い”に笑顔

2回途中27球で降板…3・18東京開幕を見据えて調整登板

■ドジャースーカブス（オープン戦・日本時間21日・グレンデール）

　ドジャース・山本由伸投手が20日（日本時間21日）、アリゾナ州グレンデールで行われたカブスとのオープン戦に先発登板し、2回途中3安打無失点で降板した。球数は27球で19球がストライク。最速96.6マイル（約155.5キロ）の剛球を披露するなど、2三振を奪う投球を見せた。試合後には「しっかり自分の投球ができたと思いますし、打たれながらになりましたけど、今日、無事に登板できたことがよかったと思います」と話した。

　メジャー2年目となる今季は開幕投手に“内定”。「日本を含めて2月の状態としては今までよりも良い方向だと思います」と、自身初の大役となる3月18日のカブス戦（東京ドーム）に向けて調整を行った。

　東京開幕で投げ合うのはカブス・今永昇太投手で「これまで日本人投手が開幕戦で投げ合うということは初めてということで、すごく喜んでくださる方もたくさんいると思いますし、僕自身も今永さんと投げ合えるというのはすごく楽しみです」と笑顔を見せた。

　今後の登板について「少しずつイニングも増えていくと思いますし、今日は狙ったところに決められなかったボールも何球かあったので、そういうところもしっかり調整して公式戦に向けてステップアップしていけたら。とにかく目の前の1試合。投げたら次の1試合。そこに向けて1日1日の練習というか、調整というか。毎日をコツコツよりいい1日にして。本当にその繰り返しなので。目の前のことを必死により良くしたい毎日です」と明かした。

　デーブ・ロバーツ監督は18日（同19日）に取材に応じ「彼は木曜日に登板して、毎週1回投げる。東京までの日にちを逆算してほしい。君たちに計算は任せるよ」と開幕投手“内定”を明かしていた。

　山本は昨オフ、ポスティングシステムを利用してオリックスからドジャースに移籍。12年総額3億2500万ドル（約481億円）の契約はヤンキースのゲリット・コール投手を抜いて投手史上最長かつ最高額だった。メジャー1年目は右肩故障で離脱したものの、レギュラーシーズンでは18登板で7勝2敗、防御率3.00をマーク。ポストシーズンでも好投してワールドシリーズ制覇に貢献していた。

（Full-Count編集部）