打球頭部直撃のド軍右腕「気づいたら倒れていた」 抱いた恐怖…2日後も続く“症状”

打球が直撃してベンチへ退くドジャースのボビー・ミラー【写真:荒川祐史】
打球が直撃してベンチへ退くドジャースのボビー・ミラー【写真:荒川祐史】

打球が頭部に直撃…途中交代となっていたミラー

 オープン戦で打球が頭部に直撃して交代となっていたドジャースのボビー・ミラー投手が22日(日本時間23日)に現状を明かした。打球が当たった瞬間については「気が付いたら地面に崩れ落ちていた」と振り返った。

 ミラーは20日(同21日)、アリゾナ州グレンデールで行われたカブスとのオープン戦の3回から登板。2人目のマイケル・ブッシュ内野手が放った初速105.5マイル(約169.8キロ)の痛烈な打球が右腕の頭部に直撃し、しばらく動けず、トレーナーが駆け付ける事態となった。数分後に自ら立ち上がったものの、ミラーはそのままベンチへ退いた。

 試合後にロバーツ監督は「今後どうなるか分からない。間違いなく(調整は)多少の後退となる」と心配そうな表情を浮かべていた。

 悲劇から2日、報道陣の取材に応じたミラーは「頭痛、そして眠気と疲労が少し。でも、酷くはない。心配はしていないよ」と現状を説明。「夜中に何度も起きることがある。(当たった瞬間を)どうしても思い出してしまうんだ。(今は)それを乗り越えようとしている」と話した。

 2023年には11勝をマークした期待の25歳。ローテ入りへアピールしたいところで、アクシデントに襲われた。「声をかけてくれた全員にありがとうと伝えたい。本当にありがたいことだ。(直撃した時は)ぞっとしたけど、大丈夫だよ。マウンドに戻るのが待ちきれない」と復活を誓った。

 自身でもリプレー映像を「100回は見たよ」と話し、「普通はスローモーションに感じるけど、気が付いたら地面に崩れ落ちていた。グラブを使ってブロックしたり、(身体を)避けようとしたけど、間に合わなかったんだ」と振り返った。

(Full-Count編集部)

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