ド軍の韓国逸材は「開幕マイナーの可能性」 定位置に浮上した“同郷”の大物

ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】
ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】

地元メディアがエドマンの二塁起用を報じる

 ドジャースに3年契約で入団したキム・ヘソン内野手が、同じ“韓国勢”に定位置を奪われる可能性が浮上している。打撃で苦戦が続くことから、地元メディアは「開幕マイナーの可能性」を報じている。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」は3日(日本時間4日)、「ドジャースはキム・ヘソンではなく、トミー・エドマン外野手を二塁で起用するかもしれない」と題した記事を公開。母が韓国出身で、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には韓国代表として出場したエドマンが、二塁の定位置を務める可能性を指摘した。

 キム・ヘソンは1日(同2日)、ジャイアンツとのオープン戦で本塁打を放ったものの、これまで8試合で打率.118、2安打、8三振と苦戦が続く。一方でエドマンは、昨季のドジャースでは中堅と遊撃を中心に出場したが、2021年には二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞しているなど内外野複数ポジションをこなす。

 同記事で、ロバーツ監督は「ジェームズ・アウトマン、アンディ・パヘスなど複数。キム・ヘソンも少しだけ守る。もちろん、トミー・エドマンを起用することだって可能だ」とコメントし、中堅手には多くのレギュラー候補がいることを示唆した。一方で「ヘソンがどうなるか見守ろう。彼はまだ(内野の)構想に入っているが、二塁を守ることは悪いことではない」と、その扱いに含みを持たせた。ゲーブ・スモールソン記者は同記事で「キムが2025年開幕をマイナーで迎える可能性はかなり高いということだろう」と指摘した。

 キム・ヘソンはKBOのベストナインにあたる「ゴールデングラブ賞」を4年連続で受賞。昨季は韓国で127試合に出場し、打率.326、11本塁打75打点、30盗塁を記録した。ドジャースとは3年1250万ドル(約18億8500万円)で契約。守備と走塁の評価は高い一方、韓国でも2桁本塁打を記録したのは昨季のみと、打撃が懸念材料に挙がっている。

(Full-Count編集部)

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