ド軍フリーマンが陥っていた引退危機 妻が激白…難病の三男の「回復が奇跡」

チェルシーさん「フレディはそこにいて、私たちを1つにしてくれた」
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手が昨季引退危機に陥っていた。米全国紙「USAトゥデイ」で、妻のチェルシーさんが激白した。フリーマンは昨夏、三男・マックスくんが「ギラン・バレー症候群」を発症したことでチームを離れた時期があった。
「ドジャースのフレディ・フリーマンは、スポーツと家族の真の力を知っている。彼の妻に聞いてみればいい」と題した記事で、同紙がチェルシーさんにインタビューした。
マックスくんは一時は集中治療室で治療を行い、全身麻痺に陥ることや人工呼吸器をつけることもあった。フリーマンは7月26日(日本時間27日)からチームを離れて看病にあたり、8月5日(同6日)に会見した際には「代わってあげたかった」などと涙を流した。
「もしマックスが良くならなかったら、フレディがプレーに復帰できたかどうかわからないという状況だった。だから、マックスの回復自体が奇跡で、フレディがあのような形で(シーズンを)終えることができたこと……私たちには必要なことだった」とチェルシーさんは明かす。
家族で戦った日々をフリーマンの父、フレデリックさんは「あの晩、彼が生き延びるかどうか確信が持てなかった。でもフレディはそこにいて、私たちを1つにしてくれた。マックスとの関係や彼に起こったことなど父親としての彼を見てきたけれど、彼は私よりもずっと良い父親だ。本当に特別な存在だ」と言葉を紡いだ。
それでもその後チームに復帰すると、ワールドシリーズ第1戦ではサヨナラ満塁弾を放ち、MVPにも選ばれた。劇的すぎる一発を振り返り「私はパニックになった。多くの人が知らないが、私は彼がどれほど怪我をしていたか知っていたから。彼は朝ベッドから起き上がるのに苦労していて、私がベッドから引っ張り出して、足を引きずってトイレに行く。いつものフレディではないから、私はさらに緊張した」。フリーマン家にとって特別なシーズンだった。
(Full-Count編集部)
