名将が唸った逸材「この子面白い」 活躍を確信…新加入大砲の“技術”「いい選手になる」

元西武監督の辻発彦氏が注目の若手選手を挙げた
DAZNは、27日からオリジナル野球コンテンツ「BASEBALL TIME」の配信を開始した。番組にゲスト出演する元西武監督の辻発彦氏がFull-Countのインタビューに応じ、今季注目の若手選手について分析。「あれはいいと思ったねぇ」と真っ先に名前を挙げたのはロッテが獲得した大砲だった。
2022年までの6年間で5度のAクラス入りを果たした名将は、これまで多くの選手の素材を見極めてきた。辻氏が期待の選手として名前を挙げたのは、ロッテにドラフト1位で入団した西川史礁外野手。「バッティングでは西川。あれはいいと思ったねぇ。強化試合の時からすごい打球を打っていて、この子面白いなと思っていた」と注目していたという。
キャンプ地でも視察し「プロに入ってから見てもバットの出る角度が非常にいい。そんなに(フォームが)崩れない。差し込まれてもファウルにしたり、右にも打てるしね。一流どころと対戦して余裕が出てきたら、いい選手になる」と絶賛。オープン戦では打率.410をマークしており、開幕スタメンにも抜擢。2試合連続で安打を放っており、1年目からの活躍に期待大だ。
大学1年時から「ドラフト1位の逸材」として騒がれた楽天の宗山塁内野手については「一流になれる素材だなと思う」としながらも、「まだまだやることはある。ショートって大変だからね。まだまだ村林くんのほうが上手いよ」と話す。辻氏も名手として鳴らし、二遊間の重要性を身に染みて分かっているから、簡単に合格点は与えない。
ルーキー以外では、阪神・前川右京外野手も爆発力を秘めた存在として注目する。「前川もまた、いい選手だよねぇ。反対方向でも流すんじゃなくて、しっかり振って逆方向に飛ばせる。そういうバッティングができる子だよね」。
辻氏は「俺みたいに逆方向にちょこっとごまかして打つんじゃなくてね」と笑顔で自虐も交えつつ、「あの若さにして技術を持っているよね」と称賛。昨年は116試合で4本塁打も、今季のオープン戦では3本塁打をマーク。将来的には20本塁打以上を打つことも「そうなる可能性大だと思うよ」と大きな期待を寄せた。
「BASEBALL TIME 2025 -名将たちの展望-」
配信日:3月27日(木)
出演者:杉谷拳士、中川絵美里、中嶋聡、辻発彦
「BASEBALL TIME 2025」は、DAZNの人気“TIMEシリーズ”の野球版として新たに誕生します。プロ野球の開幕・交流戦・CSの主要モーメントに合わせて配信し、豪華解説陣が深く鋭い視点で今シーズンの注目ポイントを徹底討論します。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)
