菅野智之「もうちょっと投げたかった」 両手痙攣で緊急降板、初黒星も「次につながる」

オリオールズ・菅野智之【写真:木崎英夫】
オリオールズ・菅野智之【写真:木崎英夫】

35歳でMLBデビュー、4回4安打2失点で勝ち星に届かず

【MLB】Bジェイズ 3ー1 オリオールズ(日本時間31日・トロント)

 オリオールズの菅野智之投手は30日(日本時間31日)、敵地のブルージェイズ戦でメジャー初登板初先発した。「両手の痙攣(けいれん)」で4回4安打2失点で降板し、メジャー初黒星を喫した。菅野は「徐々に良くなっていた途中だったので、もうちょっと投げたかったというのはあります」と肩を落とした。

 まさかの負傷降板となった。菅野は5回、1度マウンドに上がったが、投球練習を行った際にストップ。球団トレーナー、通訳らと共にベンチへ下がった。

「4回のマウンドにいる時から左手がグラブ中でつっていて、ちょっと嫌だなと思っていて、マウンドに行く前に右手もつり始めて。1球を投げたら、指がくっついちゃったんで。ちょっと難しかったです」

 無念の降板となったものの、投球は上々だった。ボールが先行した初回にスプリンガーに中前2点打を献上したが、最速94.8マイル(約152.6キロ)のフォーシームを軸にツーシーム、スプリット、カットボール、カーブなど多彩な変化球は健在。2回以降は得点を許さなかった。

「あんなに初回からストライクが入らなくなることは人生で1度もないんですけど、いい経験になったと思います。最後はちょっと残念。残念というか1回つってしまうとどうにもならないので。次、落ち着いて投げられればいいと思います」

 言葉の端々に充実感を漂わせた。

 ハイド監督は「次回登板は大丈夫だろう」との見解を示し、菅野自身も「つっただけなので。あなたたちが期待することにはならないと思います」と周囲を笑わせる余裕もあった。

「どんな結果が出ても、それをしっかり受け入れる覚悟で来ています。もうちょっとできるなという部分もあれば、いいところもたくさんあったので。次につながると思います」

「球場寒いなと思いましたけど、試合が始まると。力みもあったと思いますし。あの……僕らしいなと思います」

 35歳で先発投手としてメジャーデビューするのは日本人最年長。スタンドで両親が見つめるなか、オールドルーキーがスタートを切った。

(Full-Count編集部)

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