リンドーアから“謝罪”受けた千賀 失策から失点も…かばったワケ「自分のせい」

マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

千賀は5回を8K4失点で敗戦投手…4回にリンドーアの失策から2失点

【MLB】マーリンズ 4ー2 メッツ(日本時間2日・マイアミ)

 メッツの千賀滉大投手は1日(日本時間2日)、敵地マイアミでのマーリンズ戦に先発で今季初登板し、5回を3安打4失点(自責2)、8奪三振で降板。敗戦投手となった。フロリダ州マイアミにあるマーリンズの本拠地ローンデポ・パークは、2023年にメジャーデビューした思い出のマウンド。だが、懐かしさに浸るような感情は湧いてこなかったという。「去年1年間でメジャーで5イニングしか投げていないので、試合の中での流れや力の配分だったり、どういうふうに試合をつくるかという部分でフワフワした部分もあった」と振り返った。

 昨季は右肩の張りで出遅れ、レギュラーシーズンの登板は1試合のみに終わっていた。独特の緊張感があるというレギュラーシーズン初登板も「緊張よりも不安が大きかった」と言う。立ち上がりにストワーズに2ランを浴びて先制されたが、2回以降はお化けフォークでの6個を含む計8つの三振を奪うなど千賀らしい輝きを放った。最後のイニングとなった5回2死ではストワーズからこの日最速の97マイル(約156キロ)で空振り三振を奪って力強く締めた。「最後の方もスピード出ましたし、大きな不安も消えたかなと」と次回登板への手応えを得られた。

 それでも本人が悔やんだのは4回の投球だった。先頭打者を遊ゴロに打ち取ったが、名手フランシスコ・リンドーア内野手が失策。その後、四球も絡んで2死一、二塁となり、ポーリーに左中間へ2点二塁打を許した。試合の流れを大きく左右したイニングになっただけにリンドーアは試合後、「素晴らしい投球をした彼のためにもっといいプレーをしたかった。だから自分のせいだと伝えた」と千賀にミスを謝罪した。

 これに対して千賀は「自分がもっとできた」と伝え、「いつも助けられてきた。入団してから彼の言葉で救われたこともあった。チームの顔でもある。彼のミスにフォーカスされるような試合をつくっちゃいけないと改めて思いました。もちろん、彼以外の選手に対しても同じです」とチームリーダーをかばう姿勢を見せた。

 春季キャンプから年間通した活躍を目標に掲げていた右腕は、まず怪我なく1試合目をクリア。尻上がりに調子を上げた初登板はチームに勝利をもたらすことができなかったものの、上々の内容と言える。カルロス・メンドーサ監督は「千賀はチームと先発ローテーションにとってとても大きな存在。2023年にはエースとしての姿を見せてくれた。4月1日にマウンドに立ってくれることがうれしい」と改めて大きな期待を寄せた。千賀にとってもチームにとっても、エースの復活を期待させる滑り出しとなったようだ。

(Full-Count編集部)

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