低迷エ軍に現れた新星「50-50もある」 成し遂げた125年間で4人だけの偉業

開幕10戦で5HR&4盗塁は史上4人目
【MLB】レイズ 5ー4 エンゼルス(日本時間10日・セントピーターズバーグ)
エンゼルスに現れた逸材が衝撃の快進撃を見せている。カイレン・パリス内野手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたレイズ戦に「7番・中堅」で先発出場し、1試合2本塁打の活躍。今季は開幕10試合で5本塁打、4盗塁をマークし、米記者によると史上4人目の快挙を成し遂げたという。
ハリスは2回、先頭打者で打席に立つと右翼席へソロ、8回にも内角の99マイル(約160キロ)を右翼席に叩き込んだ。いずれも逆方向への一打。マイナー時代はスピードが注目されていたが、課題とされたパワーで成長をのぞかせている。
2019年ドラフト2巡目でエンゼルスに入団し、2023年にメジャーデビュー。レギュラーにはなかなか定着できなかったが、今季は開幕スタメンを勝ち取ると、10試合で打率.440、5本塁打、8打点、OPS1.653、4盗塁と驚異の活躍を見せている。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、開幕10試合で5本塁打以上&4盗塁以上を記録したのは、今年のハリスを含めて過去125年間でわずか4人。1997年のラリー・ウォーカー、1983年のゲイリー・リーダス、1967年のルー・ブロックだけだという。
ア・リーグでは初の快挙を成し遂げた23歳。米ファンも驚きを隠しきれないようで、「スーパースターが台頭している」「ジャッジと似たスイングだ」「こいつはすごいぞ」「50-50もある」などと反応。まだシーズン序盤とはいえ、低迷するエンゼルスに現れた新星。果たして今季、どれだけの成績を残せるだろうか。
(Full-Count編集部)
