MLBコミッショナー、162試合制の復帰を司令 球団オーナーの5月開幕案に反論か
球団オーナー側はワクチン接種のため5月まで延期&試合減を希望している
大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッドコミッショナーが11日(日本時間12日)に各球団へ2月のスプリングトレーニングを通常通り行い、162試合のシーズンを行うよう通達したと米紙USAトゥディなど複数メディアが伝えた。
今季開幕について、各球団のオーナーが新型コロナウイルスのワクチン接種のために5月まで延期、試合数を減らすことを希望。一方、選手会側は162試合制の復帰を望んでいると伝えられている。同紙は「MLBは選手会の承認無くして一方的にシーズン開幕を遅らせる法的権利を持っていない。そして選手会は年俸の全額支払い以外は認めないということをハッキリさせていた」と両者の溝の深さを指摘した。
昨季は開幕前に両者の対立が泥沼化。7月下旬までシーズン開幕がずれ込んだ。マンフレッド氏が大号令をかけたとはいえ、今季の開幕時期で再び泥沼化する可能性もありそうだ。
(Full-Count編集部)