背中越しにボールをトス、クセ強め“超変則ゲッツー”にファン絶叫「非現実的だ」
左翼手の前にポトリと落ちそうなフライを好捕してから始まった美技
■ブルワーズ 10-9 エンゼルス(オープン戦・日本時間9日・フェニックス)
美技が見る者を惹きつけるのは、なにもプロ野球だけではない。海の向こうで行われている8日(日本時間9日)のオープン戦でも、名遊撃手が連日の好守を披露。息をのむ“超変則ゲッツー”に、ファンから「うますぎる」「これは美しい」と絶賛の声が殺到している。
3回1死二塁で、誰もいない左翼前上空に上がった打球。左翼手の前に落ちそうな当たりをエンゼルス遊撃手のホセ・イグレシアス内野手が猛然とチャージし、落ちる寸前ですくい上げるようにキャッチ。ここからが見もので、背中越しにボールをトスすると、受けた左翼手は即座に二塁へ。二塁走者が飛び出していたため、併殺が完成した。
NPBでもなかなかお目にかかれない“クセ強め”の併殺。ファンからは「非現実的だ」「素敵」「僕らの新しい遊撃手は本当に最高だ!」と声が上がり、解説者も思わず「あれは魔法ですね! 冗談ですよね? 現実離れしています!」と大興奮だった。前日にも“地面スレスレ”のクイックスローを披露していたイグレシアスは、オープン戦から早速存在感を発揮している。