前田健太、4回0封&OP戦トップ防御率0.49 開幕へ準備万端「やるべきことできた」
ベンチコーチを務めるベル氏の訃報に「信じられなかった」
■ツインズ – ブレーブス(オープン戦・日本時間27日・フォートマイヤーズ)
ツインズの開幕投手に内定している前田健太投手が26日(日本時間27日)のブレーブスとのオープン戦に先発し4回3安打4奪三振無失点の好投を見せた。試合前にはベンチコーチを務めるマイク・ベル氏の訃報もあったが「とにかく一生懸命に素晴らしい試合ができるような気持ちでの登板になった」と振り返った。
開幕前最後の登板となった前田。初回は2死から連打を許したがキプニスを三飛に抑え無失点で切り抜けると、2回、3回は3者凡退と危なげない投球を披露。4回は1死からサンドバルに安打を許したが後続を三ゴロ併殺に仕留め4イニングを無失点で抑え降板となった。
がんで闘病中だったベル氏の訃報に前田は「試合前に聞いたときは信じられなかった」と突然の出来事に戸惑いを見せたが「テレビに映って黙祷した時に現実なんだなという気持ちになった。すごく気持ち的には大変なマウンドでしたけど、マイクの家族の気持ちで試合をすることになって、とにかく一生懸命に素晴らしい試合ができるような気持ちでの登板になった」と、悲しみを背負いながらのマウンドだったことを口にした。
ここまでオープン戦5試合に登板し防御率0.49はメジャートップと抜群の安定感を見せている。来週の開幕戦に向け「シーズン入れば、まったく別物になるがその中でいい結果が出せるように。キャンプ中も悪いながらに粘ることもできた。しっかり自分のやるべきことできた。シーズンでも力を出せるように」と意気込みを語った。
(Full-Count編集部)