打者もズコッ…「打つ術はあるの?」 バットが届かない“究極のフリスビー”スライダー
2/3回2失点と結果は不本意も…ローの“宝刀”の威力は健在
■レイズ 6ー4 マーリンズ(日本時間3日・マイアミ)
レイズのチャズ・ロー投手が披露した“伝家の宝刀”が話題を呼んでいる。2日(日本時間3日)に行われたマーリンズ戦。MLBでも屈指のスライダー使い手が操るボールに、ファンは「打つ術はあるの?笑」と空振りした打者に同情を示した。
7回裏に3番手でマウンドに上がったローが、先頭のアンダーソンと対戦した時だった。ファウルで粘られフルカウントで迎えた9球目。投じたスライダーは、プレート手前で外角へと急激に横滑りし、捕手のミットへ収まった。手を出したアンダーソンは完全にバランスを崩して空振りし、いかにこの1球がキレキレだったかを物語っていた。
MLB公式インスタグラムは「究極のフリスビー」と評して動画を投稿。ファンからは「純粋にすごい」「違法」「不公平」「打者は酒に酔ってバーから出てきたみたい」などと驚きの声が寄せられた。ローは2死を奪った後に三塁打と四球で降板。継投した4番手のシェリフが走者を返されたことで2/3回2失点という結果になったものの、“十八番”の威力は誰の目にも明らかだった。