センター転向の二塁名手の“まさか”の行動「スポーツ用品店でグラブ購入」!?
マリナーズに移籍したゴードン、二塁からセンターへのコンバートに備えて…
2015年に二塁手としてゴールドグラブに輝いたディー・ゴードンが、今季からセンターに挑戦する。マーリンズからマリナーズへのトレード移籍は大きな話題となったが、それ以上に驚きとなったのがコンバート。センター転向に備えて、二塁の名手はまずスポーツ用品店で外野用グラブを購入したという。メジャーリーガーのまさかの行動をMLB公式サイトなどが報じている。
ゴードンのマリナーズ移籍が発表されたのは昨年12月。そこからスタントン、オズナ、イエリッチと主力を大量放出し、波紋を呼んでいるマーリンズの“流出第1弾”だった。しかも、マリナーズではセンターにコンバートされるというサプライズもあった。
ゴードンは2015年にゴールドグラブに輝いた二塁の名手。アデイニー・エチャバリア(現レイズ)と組む二遊間は鉄壁で、驚異的なダブルプレーを何度も完成させていた。しかし、マリナーズには主砲で二塁守備もハイレベルなロビンソン・カノが在籍しており、俊足が生きるセンターにコンバートされる。
移籍後からセンターでの守備練習を開始し、動画を自身のSNSなどで公開していたゴードン。ただ、その前にやることがあったという。MLB公式サイトでは「ディー・ゴードンがトレード後に訪れた最初の立ち寄り所? 地元のスポーツ用品店でのグラブショッピング」とのタイトルで伝えている。
記事では「野球ファンとして、我々は野球選手たちに多大な敬意を払っている。しかし、彼らだって普通の人間なんだと気づかされる時だってある。ディー・ゴードンがトレード後に新しいグラブを購入しなければならなかった話は、その一例である」と伝えている。
移籍とコンバートが決まったゴードンは、まずスポーツ用品店で外野手用のグラブを購入。そして、自主トレを始めたという。MLB公式サイトは「想像してみよう。あなたがスローピッチ・ソフトボール(投手が山なりの遅い球を投げて行なうソフトボール)をするために新品のズボンを求めて地元のスポーツ用品店に訪れると、ディー・ゴードンが外野手用のグラブを求めてグラブコーナーにいる姿を」とも言及している。
マーリンズではイチロー外野手を心から慕っていたゴードン。かつて背番号51が君臨し、数々の伝説を作ったシアトルで、新たな一歩を踏み出す。
(Full-Count編集部)