イチローは「ラッキーチャーム」 波に乗るマーリンズの強さの秘密は?

開幕から出遅れるも巻き返しに成功したマーリンズ

 イチロー外野手のいるマイアミ・マーリンズが調子を上げている。最初の15試合を4勝11敗と大きく出遅れたが、4日のナショナルズ戦で痛恨の逆転負けを喫しながらも、先月23日以降の11試合で8勝3敗と好成績をマーク。快進撃と呼ぶには早いかもしれないが、投打がかみ合い始めたチームの空気は確実に変わってきている。

 開幕ダッシュにつまずき、一時はレドモンド監督の解任がささやかれるほど低迷。それが短期間で好転した要因はどこにあったのか。

 一つの転機となったのが、レギュラー左翼手イエリッチの故障離脱だ。腰痛を抱えてプレーしてきた23歳は打率2割と精彩を欠いていた。そんな中、控えのイチローが先月21日のフィリーズ戦からスタメンに名を連ねるようになり、プラードが2番に入ってから打線に繋がりが生まれた。

 イチローも6試合連続安打を記録し、同29日には今季初の3ランをたたき込むなど適材適所の起用にしっかりと応え、存在価値を証明。51番がスタメン起用されるようになってからチーム状態が上向き、ジェニングズGMが「ラッキーチャーム」と呼ぶなどムードメーカーになりつつある。

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