元ビール売り子が華麗に転身 鷹ハニーズHINAさんが夢見る「満員のドームで踊りたい」
「売り子はお客様に喜んでもらうもの。ハニーズはお客様にも楽しんでもらうし、自分も楽しい」
2年連続のリーグ優勝、そして5年連続の日本一を目指す王者ソフトバンクホークス。そのホークスで“勝利の女神”として活動するのがオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」だ。
毎年、厳しいオーディションを勝ち抜いた面々が集まる「ハニーズ」。今季はコロナ禍にも関わらず、過去最多の応募があり、その中から選ばれた新規メンバー3人を含む17人がメンバーとして活動している。
その17人のメンバーを1人ずつ紹介。6人目は、元PayPayドームのビール売り子で、2年目を迎えた「HINA」さん。
HINA(2年目)
出身地:熊本県
趣味:映画
特技:ソフトボール
ー今年もハニーズを目指した理由は?
「1年目はいつ始まるか分からない状況で、初めは無観客でしたけど、踊れる楽しさを知りました。お客様が入るようになってからはお客様と一緒に盛り上がることができて、どんどんこのお仕事が大好きになっていきました。売り子時代に見ていた満員のPayPayドームで踊りたいという気持ちがあるので、今年も応募しました」
ー売り子の時とは感じる感覚は違いますか?
「お客様と一緒に盛り上がるという部分では同じところがあると思うんですけど、売り子はどちらかと言うと、お客様に喜んでもらうもの。ハニーズはお客様にも楽しんでもらうし、パフォーマンスをしていると自分も楽しいので、そういう感覚の違いはありますね」
ー1年目はデビュー前にコロナ禍に。
「不安になりましたね。正直、このまま試合が無いんじゃないかとも思いました。自粛期間中は、体力が元々ある方ではなかったので、そこを落としてしまうといけないと思い、ひたすら『いざゆけ若鷹軍団』を踊って練習していました。まだできるダンスが限られていたので、1番大事な若鷹軍団は、結構、トレーニングにもなるくらい体力も必要なので、それを踊るようにしていました」
ーHINAさんの魅力はどこですか。
「自分では親しみやすさだと思っています。メンバー内でも、お調子者で人を笑わせるのが好きなんです。そんなキャラクターなんですが、なかなか1年目はキャラも出せませんでした。今年は自分で思い切り楽しんで、お客様にも楽しんでいただいて、自分らしさ全開で、笑顔全開で1試合1試合大事にしながら頑張っていきたいです」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)