田中将大、国内復帰初登板でNPB100勝ならず…5回3失点 2被弾に「もったいなかった」
2722日ぶり国内での公式戦は立ち上がりから2イニング連続で被弾
■日本ハム ー 楽天(17日・東京ドーム)
楽天の田中将大投手が17日、国内復帰後初の公式戦となる日本ハム戦(東京ドーム)に先発した。注目の初回にいきなり中田から先制2ランを浴びると、2回には先頭の石井にソロを被弾。4安打3失点で、リードを許した5回に降板となり、NPB通算100勝の節目とはいかなかった。降板後、広報を通じて淡々と「序盤、ホームランでの失点がもったいなかったです」と振り返った。
田中将は、先頭の西川を148キロのストレートで空振り三振に仕留めると、続く渡邉は遊撃の小深田の好守にも助けられて遊ゴロに。しかし、近藤に1球もストライクが入らずに四球を与えると、迎えた4番・中田に154キロのストレートを捉えられ、左中間スタンドに2ランを浴びていきなり2点を失った。
その裏に味方打線が1点を返して迎えた2回、先頭の石井にど真ん中のスライダーを右翼スタンドに運ばれてソロを被弾した。3回は3者凡退で、4回は1死一塁から投手ライナーを好捕して併殺に。5回も2三振を奪うなど3人で終えて立ち直ったが、まだ75球ながら5回でお役御免。2番手のマウンドには牧田が上がった。田中将は2本塁打を含む4安打、1四球、3失点という内容で、防御率5.40となった。
国内での公式戦は、2013年11月3日の巨人との日本シリーズ第7戦以来2722日ぶり。当初は、開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)の先発が予定されていたが、直前になって「右ヒラメ筋損傷」と診断されて回避。その後は1軍で調整を続け、3週間遅れで復帰マウンドを迎えた。プロ1年目の2007年からヤンキースに移籍するまでの7年間でNPBで99勝を挙げていた。
(Full-Count編集部)